外的召命と内的召命 前編
1.外的召命
聖書は、異なる2種類の召命について教えている。その一つ目が外的召命である。次の箇所がそれに当たる。イザヤ45:22、イザヤ55:6、マタイ9:13、マタイ11:28、マタイ22:14、マルコ2:17、ルカ5:32、黙示録22:17。
地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。イザヤ45:22
わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。マタイ9:13
すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。マタイ11:28
渇く者は来なさい。いのちの水がほしい者は、それをただで受けなさい。黙示録22:17
①外的召命は福音宣教をとおしてもたらされる
イエスが罪人を悔い改めに招いたのは、福音という手段によった。こんにち行われる福音伝達は、人が罪を捨て去り、キリストに信頼するよう呼び掛けるものである。
福音を告げることにより、人には救いが必要であることを悟らせ、悔い改めて信仰に入る義務と責任があることを示すことは適切なことである(使徒17:30)。また神との和解を熱心に奨めるべきでもある(第二コリント5:20、マタイ11:28)。
私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。
第二コリント5:20
②外的召命は御霊による間接的な呼び掛けである
御霊による間接的な働きは、罪人によって絶えず拒まれてしまう。御霊が直接たましいに働き掛けて、霊的に死んでいる罪人にいのちをもたらさないかぎり、罪人は御霊の働きを受け入れることはできない。使徒7:51~52は、罪人によって拒まれる聖霊の間接的な働きを表している。
③外的召命は普遍的である(万人に対する呼び掛け)
普遍的とは、救いに選ばれた者(マタイ22:14)に限られていないという意味である。私たちは、万人に福音を伝えるよう命じられている。つまり外的召命は万人のための呼び掛けである。これは万人が悔い改めるよう命じられていることとも整合する(使徒17:30)。
招待される者は多いが、選ばれる者は少ないのです。マタイ22:14
④外的召命そのものは常に無効である
わたしが呼んでも答えず、わたしが語りかけても聞かず、わたしの目の前に悪を行ない、わたしの喜ばない事を選んだからだ。イザヤ65:12
ローマ1:16に
しかし
「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。」第一コリント2:14
*内的召命は後半になります。
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