2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
シンプルなワードスタディーです。 ●一時的なもの 1ヨハネ2:16 すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。 目の欲 ワードスタディーで著名な説教者ビンセント/…
ヨハネによる大変ストレートな命令です。 ●世を愛してはなりません 1ヨハネ2:15 世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。 上記の箇所で「愛してはなりません」と訳さ…
後半です。 ●「父たち」 「父たち」と訳されている語はパテールといい、 ヴァインによると、次のような意味があります。 ①父親、②父祖、③キリストの知識において上級の者、④霊的・信仰的な生みの親、 ⑤霊的教師、⑥霊的権威者、⑦神、⑧父なる神、⑨創造主 ヴァ…
いろいろな解釈がある厄介な箇所についてです。 ●様々な解釈がある箇所 1ヨハネ2:12~14 子どもたちよ。私があなたがたに書き送るのは、主の御名によって、あなたがたの罪が赦されたからです。 2:13 父たちよ。私があなたがたに書き送るのは、あなたがたが…
私にとって面白いと思う話題があったので、記事にしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ クリスチャン・トゥデイ(9月26日号)によると、 「英語標準訳聖書」(ESV)の改訂に伴い、創世記3:16の…
短い記事です。 ●兄弟を愛する 1ヨハネ2:9~11 光の中にいると言いながら、兄弟を憎んでいる者は、今もなお、やみの中にいるのです。 兄弟を愛する者は、光の中にとどまり、つまずくことがありません。 兄弟を憎む者は、やみの中におり、やみの中を歩んでい…
ヨハネは、光の到来によって、道徳基準が明確になりつつあると言っています。 ●微妙に違う翻訳 1ヨハネ2:8 しかし、私は新しい命令としてあなたがたに書き送ります。これはキリストにおいて真理であり、あなたがたにとっても真理です。なぜなら、やみが消え…
ヨハネは同じような意味の言葉を2回繰り返し、あることを強調しています。 ●2つの「そのように」 1ヨハネ2:6 神のうちにとどまっていると言う者は、自分でもキリストが歩まれたように歩まなければなりません。 新改訳では訳出されていませんが、 6節の後…
ヨハネの言葉が、神の愛の目標を教えています。 ●ロゴス 1ヨハネ2:5 しかし、みことばを守っている者なら、その人のうちには、確かに神の愛が全うされているのです。それによって、私たちが神のうちにいることがわかります。 「みことば」と訳されているの…
ヨハネは、本当に救われているかどうかの基準を手紙の読者に伝えています。 ●神の命令 1ヨハネ2:3 もし、私たちが神の命令を守るなら、それによって、私たちは神を知っていることがわかります。 「命令」に当たるエントレーという言葉は、原文では複数形で…
私たちは何から救われたのでしょうか? 答えは色々ありますが、重要ながら忘れがちなのが「神の怒り」からの救いです。 ●「なだめの供え物」とは? 1ヨハネ2:2 この方こそ、私たちの罪のための、――私たちの罪だけでなく全世界のための、――なだめの供え物な…
この記事を読んでいただくと、オリジナルのパラクレートスに出会えます。 ●弟子に対する呼び掛け 1ヨハネ2:1 私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯したなら、私たちには、御…
「死に至る罪」にまつわるコメントをいただきましたので、記事にしました。 ●ワードスタディー 1ヨハネ5:16 だれでも兄弟が死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば神はその人のために、死に至らない罪を犯している人々に、い…
罪を告白すると、どうして神は赦してくれるのでしょうか? ●罪の赦しは真実さによる 1ヨハネ1:9(岩波翻訳委員会訳) もし私たちの罪を告白するならば、彼は真実で義しい方であるから、私たちのその罪を赦し、私たちをあらゆる不義から清めてくれるであろ…
記事を読まれた方からご質問をいただきましたので、私なりにお答えします。 ●質疑応答 <神と交わりがある>の、<神>は「何」をさしているのでしょうか? 「神」とは誰なのかという質問ですが、1ヨハネ1:3と1:5を参照すると、 具体的には「父なる神」…
光の中を歩むと、なぜイエスの血が罪を清めるのでしょうか? この因果関係について調べてみました。 ●清めるとは? 1ヨハネ1:7 (岩波翻訳委員会訳) 反対に、彼が光の中におられるように、私たちも光の中を歩むならば、私たちは互いに交わりを持ち、彼の…
1:5のワードスタディーです。 ●「知らせ」とは、ただのお知らせではない 1ヨハネ1:5(岩波翻訳委員会訳) 私たちが彼(イエス)から聞いており、あなたがたに告げる知らせとは、神は光であって、彼の中にはいかなる闇も存在しないということである。 「知…
教会の名称などにも使われている、コイノニアについて調べてみました。 ●コイノニア 1ヨハネ1:3 私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イ…
1節の中で、「聞いた」という言葉にだけ「耳で」という体の器官がついていません。 他は「(両)目で見た」「(両)手でさわった」と書いていあります。 なせかと思って調べた結果を記事にしました。 ●一見矛盾に見える訳語 1ヨハネ1:1で、「聞いた」と…
1ヨハネを見ていこうと思います。 ●いのちのことばとは? 1ヨハネ1:1 初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて、 この箇所の「あった」という部分には、未完了過去形と…
小原(こはら)氏の講義の内容が、聖書の「曲解」と大きく関係しているため、 検証記事を書くことにしました。 ●矛盾ではない 52:20 小原氏は、 「(聖書には)こういう矛盾もあるということを理解してください」と述べています。 スクリーンには矛盾点とし…
原典に忠実であることを望むなら、 単数か複数かにもこだわるべきだと思うのですが、 私の国語観がズレているのでしょうか。 ●このこと⇒これらのこと 2ペテロ3:14~16 そういうわけで、愛する人たち。このようなことを待ち望んでいるあなたがたですから、…
神の日について考えてみたいと思います。 ●「そのために」とは何のため? 2ペテロ3:12 そのようにして、神の日の来るのを待ち望み、その日の来るのを早めなければなりません。その日が来れば、そのために、天は燃えてくずれ、天の万象は焼け溶けてしまいま…
上記の箇所は、「天の万象」(天体)について述べているのか、 「原子」について述べているのかで議論になっています。 これについて、ともに考えたいと思います。*加筆あり。 ●色々な訳語 2ペテロ3:10、12 (新改訳) しかし、主の日は、盗人のようにや…
底本の違いで、訳し方が二分されている箇所です。 ●訳語の大きな違い 2ペテロ3:10 しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。 1…
ペテロが、再臨を否定する人たちを諭しています。 ●旧約と同じ神 2ペテロ3:8~9 しかし、愛する人たち。あなたがたは、この一事を見落としてはいけません。すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。 主は、ある人たちがお…
ワードスタディーです。*一部、修正あり ●御言葉の働き 2ペテロ3:7 しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びとの日まで、保たれているのです。 前回の記事では、御言葉が万物創生の原…
2ペテロ3:5のワードスタディーです。 ●水によって=水を手段として 2ペテロ3:5~6 こう言い張る彼らは、次のことを見落としています。すなわち、天は古い昔からあり、地は神のことばによって水から(ek/エク)出て、水によって(dia/ディア)成ったので…
10節に関するワードスタディーです。 ●「権威を侮る」とは? 2ペテロ2:10 ~11 汚れた情欲を燃やし、肉に従って歩み、権威を侮る者たちに対しては、特にそうなのです。彼らは、大胆不敵な、尊大な者たちで、栄誉ある人たちをそしって、恐れるところがあり…
上記の箇所のワードスタディーです。 ●罪を犯した御使いたち=「神の子ら」 2ペテロ2:4 神は、罪を犯した御使いたちを、容赦せず、地獄に引き渡し、さばきの時まで暗やみの穴の中に閉じ込めてしまわれました。 The IVP Bible Background Commentary: New T…