ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

カルト集団RAPTの脱会者の証言 その2

当ブログでは昨年末、カルト集団RAPTの脱会者による証言という記事を掲載しました。 それを読まれた別の脱会者の方から、RAPTに関する情報をいただきました。 RAPTによる被害を少しでも減らすため、その方の許可を得た上で、その情報を公開いたします。 以…

「霊」と「御霊」 どちらが正しい訳語? ヨハネ4:24

今回はヨハネ4:24の訳文について書こうと思います。 邦語訳のこの箇所は、それぞれ以下のように訳されています。 新改訳2017 神は霊ですから、神を礼拝する人は、御霊と真理によって礼拝しなければなりません。 新改訳・第三版 神は霊ですから、神を礼…

携挙のタイミング=「万物の改まる時」

この記事では、使徒3:17~21の内容に照らし、携挙と再臨のタイミングについて考えたいと思います。 まずは、この箇所の内容を見てましょう。 使徒3:19~21 17 ですから、兄弟たち。私は知っています。あなたがたは、自分たちの指導者たちと同様に、無知のた…

「聖書協会共同訳」で良いと思った訳語        「贖いの座」ローマ3:25

今回は、聖書協会共同訳の翻訳が良いと思った箇所について書きます。 それは、ローマ3:25の「贖いの座」という訳語です。 聖書協会共同訳 神は、イエスを立てて、その真実によって、その血による贖いの座となさいました。それは、これまでに犯されてきた罪を…

「聖書協会共同訳」で翻訳者のエゴが現れた箇所

今回は、聖書協会共同訳のローマ3章の検証です。 少し長いのですが、3:21~28を書き出してみました(P272より)。 ローマ3:21~28 21しかし今や、律法を離れて、しかも律法と預言者によって証しされて、神の義が現されました。22 神の義は、イエス・キリス…

主の日=大患難期?

クリスチャンの中には、「主の日=大患難期」と信じる人が少なくありません。 牧師先生方がそう教えるのですから、無理もありません。 聖書は、「主の日」についてどう教えているのでしょうか? ネット上で活躍する牧師さんたちの事例を挙げて、この問題を検…

誰の信仰なのか? へブル11:11

KiriShinの連載記事「聖書翻訳の最前線」新改訳12によると、新改訳聖書2017(最新版)のへブル11:11は次のように翻訳されました。 新改訳・最新版 アブラハムは、すでにその年を過ぎた身であり、サラ自身も不妊の女であったのに、信仰によって、子を…

「聖書協会共同訳」で改善された箇所 ヤコブ4:5

これまでの記事では、聖書協会共同訳によって聖書翻訳が改悪された箇所を取り上げてきました。 しかし今回は、改善された箇所を取り上げます。 ●ヤコブ4:5 少し長いのですが、文脈の中でヤコブ4:5を見ておきましょう。 新改訳1970 1 何が原因で、あな…

「御心に適う人」とはどんな意味? ルカ2:14

クリスマスの説教で、この箇所がテキストになった教会は少なくないのではないでしょうか。 「御心に適う人」とは私たちクリスチャンのことですが、「御心に適う」というのはどのような意味でしょうか? 新共同訳・ルカ2:14 「いと高きところには栄光、神に…

「聖書協会共同訳」の辻褄が合わないガラテヤ3章

聖書協会共同訳のガラテヤ3章を読んだところ、途中からおかしな訳文になっていることに気づきました。 3章の序盤ではギリシャ語のピスティスを「信仰」と訳しているのですが、終盤では「真実」と訳しているのです。 そのため、序盤と終盤の間に論理のズレ…