ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

ヨハネ1:3~4の句読点問題

*この記事は、「聖書協会共同訳」の不自然な翻訳の続編です。 ヨハネ1:3~4について調べますと、ギリシャ語原文における句読点の位置について議論されていることがわかります。 この箇所のテクストをどこで区切って訳すべきかという点で、学者らの意見が分…

カルト集団RAPTの脱会者による証言

少し前のことですが、有料キリスト教系カルトサイト「RAPT」の脱会者の方と知り合う機会がありました。 その方の証言が余りにも鮮烈なので、ご本人の許可を得た上で掲載させていただくことに致しました。 できる限り、ご本人から頂いた原文のまま掲載するよ…

クリスマス・メッセージ(デイリーブレッドより抜粋)

以下のディボーショナルは、デイリーブレッド(2018年12月21日)からの抜粋です。 朗読をお聞きになりたい方は、コチラをクリック。 * * * 恐れるな! 「イエスは神と人が再びともに歩めるように、神であり人であられた。」 ジョージ・ホウィットフィール…

「聖書協会共同訳」の不自然な翻訳

聖書協会共同訳の批評の2回目です。 今回は、翻訳者の含意が強く反映されていると思われる不自然な箇所を紹介します。 ヨハネによる福音書1章3節~4節 聖書協会共同訳・(新)P160 万物は言によって成った。言によらずに成ったものは何一つなかった。言…

探査機「インサイト」がとらえた火星の風の音

火星探査機「インサイト」が火星上でとらえた「風の音」の動画です。 1:11くらいから聞こえますので、ぜひ聞いてみてください。 ごく普通の風の音ですが、ガッカリしないでくださいね。 CNNからの抜粋 低音のごう音が響き続けるような状態となっている…

「聖書協会共同訳」の訳のわからない訳文

先日、発売された「聖書協会共同訳」を買いました。 そして、いろいろな箇所をランダムに読んでみました。 そのとき、「この訳は変だな」と思った箇所があります。 それを幾つか挙げてみようと思います。 (幾つかとはいっても、今回は一つにしますが) ヘブ…

行いによる救いを反証する最強の聖書箇所

この記事では、「救いには行いが必要だ」という概念を100%否定する聖書箇所について述べたいと思います。 ルカ18:15~17・新共同訳 15 イエスに触れていただくために、人々は乳飲み子までも連れて来た。弟子たちは、これを見て叱った。 16 しかし、イエ…

「あなたがた」にまつわるヨハネと私の理解の違い     第一ヨハネ2:27

第一ヨハネ2:27・新共同訳 しかし、いつもあなたがたの内には、御子から注がれた油がありますから、だれからも教えを受ける必要がありません。この油が万事について教えます。それは真実であって、偽りではありません。だから、教えられたとおり、御子の内…

第二正典(シラ書)の矛盾点 その2

シラ書の矛盾については以前にも書きました。 前回述べたとおり、カトリックや正教会はシラ書を聖書の一部として信じています。 しかし今回取り上げる箇所にも、あからさまな矛盾が見られます。 シラ書25:26 妻がお前の指図に従わないなら、彼女と縁を切れ…

火星探査機「キュリオシティ」の360度画像

https://www.360cities.net/image/curiosity-rover-martian-solar-day-2 上記のURLをクリックしていただきますと、NASAの火星探査機「キュリオシティ」が撮影した360度のパノラマ画像が見られます。 その画像をクリックしたりドラッグすると、ローバ…

「こうして」? それとも 「そこで」? ルカ1:38

ルカの福音書1章38節を読んで思ったことを書こうと思います。 ルカ1:38(NKJV) Then Mary said, “Behold the maidservant of the Lord! Let it be to me according to your word.” And the angel departed from her. 今朝は、この箇所を新欽定訳で読みまし…

「わたしの父のみこころを行なう者がはいるのです」は「行いによる救い」を教えている?

「救いは信仰と行いによる? ヤコブ2章後半」という過去記事のコメントで、マタイ7:21が行いによる救いを教えているのではないかというご質問をいただきました。 すでにコメントもでもお答えしたのですが、記事として加筆したいと思います。 ●原文からわ…

携挙論におけるユダヤ式婚姻説の問題点

患難前携挙説の信奉者が患難期を7年間とする根拠の一つは、聖書時代のユダヤの婚姻(結婚式)の慣習にあります。 この記事では、ユダヤ式婚姻説が7年間の患難期の根拠になるか否かを検証したいと思います。 ●小羊の婚姻 患難前携挙説の信奉者の方々が携挙…

第二正典(トビト書)の問題点

カトリックや正教会は、外典の「トビト書」を聖書として信じています。 この書物には、少なくとも2種類の教理的問題があります。 ①施し(募金)で死を回避できる ②魔術的な手段で悪霊追出しや目の癒しができる 以下にこれらを教える箇所を挙げます。 ●死の…

聖書の隠喩と霊感に関する考察

聖書の原文に隠喩による表現が使われている場合、それを直訳しても意味が伝わらない場合がしばしばあるはずです。 その原文の筆者が聖霊の導きでその隠喩を使ったとすれば、聖書を翻訳する場合、その隠喩をどう扱うべきなのでしょう。 別の言語に訳した場合…

第二正典(シラ書)の矛盾点

この記事では、外典の一つでカトリックと正教会が聖書に含めているシラ書の問題点を取り上げます。 シラ書3:3~4 父を尊べば、お前の罪は償われ、同じく母を敬えば、富を蓄える。 シラ書3:30 水が燃え盛る火を消すように、施しの業は罪を償う。 (共に新…

救いは信仰と行いによる? ヤコブ2章後半

ヤコブ2:24 人は行ないによって義と認められるのであって、信仰だけによるのではないことがわかるでしょう。 ヤコブ書2章の後半は、プロテスタントが標榜する「信仰のみによる救い」と矛盾すると言われる箇所として有名です。 特に冒頭に挙げた箇所には「…

ヨハネ17章の大祭司の祈りにおける教会の一致は可視的なものだろうか?

幾つかのクリスチャン・サイトを見てみますと、ヨハネ17章の大祭司の祈りの意味が誤解されていることに気づかされます。 一部の方々は、大祭司の祈りが叶えられておらず、地上の教会が分裂しているために人々がキリストを信じないと主張しておられます。 …

「携挙を待ち望む一人の花嫁のブログ」を読んで感じた素朴な疑問

渡辺明日香さんがブログに掲載している「携挙に備えよ!」を読んでみました。 そのとき感じた素朴な疑問について書こうと思います。 ●部分携挙説 「携挙に備えよ!」には、次のように書かれています。 それゆえ、主がもし、今、来られたら、わずかの人々が…

マタイ25章の羊と山羊の譬えは「行いによる救い」を教えている?

一部の方々は、マタイ25:31~46の「羊と山羊の譬え」が「行いによる救い」を説いていると考えます。 この記事では、この箇所が何を教えているかを検証したいと思います。 ●文脈と釈義 この箇所の正しい理解の鍵は、34節にあると思います。 マタイ25:34 そう…

ヒルソング教会、ACCを離れ独自の教団設立へ

ヒルソング教会は9月19日、自教会のウェブサイト「ヒルソング・メディア」で声明を発表し、同教会がオーストラリア・アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(現オーストラリア・キリスト教会=ACC)を離れ、独自の教団を形成することを明らかにした。 …

第二正典は「聖書」のうちに入りません!

「巡礼者の小道」は以前、健全で優良なクリスチャン・ブログでした。 しかし、近ごろは迷走しているようです。 ブログ筆者はプロテスタントの「聖書のみ」の原理を否定し、カトリックの教理を受け入れようとしています(事例)。 私ダビデは、第二正典は「…

キリスト自身が暗示する「ソラ・スクリプチューラ」

イエスさまや1世紀のクリスチャンたちは、どのような聖書を読んでいたのでしょうか? この動画を見ると、プロテスタントの「聖書のみ」という原理が正しいことがわかりがます。 1世紀に流通していた聖書の形態や、キリストや使徒の正典に関する姿勢を探る…

マルコ4:38の真の意味

最近、ギリシャ語学者のビル・マウンス先生のブログ記事で目から鱗の学びがありました。 記事の中でマウンス先生は、マルコ4:38で使われているオウという否定語(~ない)の解説をされています。 マルコ4:38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして…

オーストラリア新首相にペンテコステ信者

ニューヨーク・タイムズによると、オーストラリアの新首相に8月24日、ペンテコステ派の信者であるスコット・モリソン氏が選出された。ペンテコステ信仰を持つ首相としては豪州初となった。 米国の聖霊派ニュースメディア「カリスマ・ニュース」によると、…

イエスをメシアとして信じるユダヤ人科学者の証

ご紹介:無牧ミニストリー

今の日本に必要な働きだと思うので、ご紹介させていただきます。 牧師のいない教会に、赴任先を求める牧師を紹介する「無牧ミニストリー」。

お勧めのブログ記事 「ダニエル書の70週預言の真実」

皆さんは、ダニエルの預言の一部がステパノの殉教で実現したことをご存知でしょうか? もしご存知でない方は、これからご紹介するブログ記事をぜひお読みになられることをお勧めします。 外部のブログですが、日本語の記事としては珍しい内容が書かれている…

渡辺明日香の携挙論の誤り

久しぶりに、渡辺明日香さんのブログを見ました。 この記事では、渡辺さんの携挙論が正しいか否かを考えたいと思います。 ●検証1 渡辺さんは次のように言っています。 Ⅰテサロニケ4:16 主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自…

イエスが行った7つのしるしとその意味 その4

6 盲人の癒し ヨハネ9:1~7 またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。 2 弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」 3 イエスは答え…