ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

ブログの再移転

申し訳ありませんがライブドアブログに再移転します。 再移転先: psalm8934.livedoor.blog

大宣教命令は誰に語られているの?

みなさんは、大宣教命令はクリスチャン個人に語られていると思いますか? それとも、キリスト教会全体の課題でしょうか? 日本ではそれ程ではないかもしれませんが、英語圏ではマタイ28:16~20を水戸黄門の印籠のように突きつけて、伝道や世界宣教の必要性…

羊と山羊の喩えの「わたしの兄弟たち」とは誰のこと?

マタイ25:31~46の「羊と山羊の譬え」の解釈についてご質問をいただきましたので、簡潔にご説明します。 この箇所の解釈のポイントの一つは、マタイ25:40の「わたしの兄弟たち」が誰を意味するかにあると思います。 「わたしの兄弟たち」という表現は、次の…

質問者さんへの応答 番外編

赦すとは⚪⚪である という定義は出来ないものなのですか? 赦すの意味をネット検索すると、次のように書かれています。 赦すは特に「罪や責任を免除する」ことを意味します。 この定義で良いと思います。 * * * 使徒の働き16章37節のパウロの行動は赦しと…

質問者さんへの応答 後半

「人を赦せとありますが、赦すべきなのは同じクリスチャンであり、相手が本当に悔い改めている場合ですか?」 この疑問に対する答えは、すでに前回の記事に取り上げたイエスさまとステパノの手本に見られると思います。 二人の祈りにある「彼ら」の中には、…

質問者さんへの応答 前半

今回のご質問は以下のとおりです。 隣人を愛せ 敵を愛せとありますが、隣人はノンクリスチャンの悪人、敵は自分に危害を加える犯罪者をも含むのですか?そもそも愛するとはどういうことなのでしょうか? 迫害する者のために祈れとありますが、予定説が正し…

質問者さんへの応答・続編 その3

今回のご質問は以下のとおりです。 救いに選ばれていない者が、私が貴方にした質問のような悩みをすることもあるのでしょうか? まったくないとは言えません。 しかし、自分が救いに選ばれているか否かと悩む未信者は少ないと思います。 特に日本では。 な…

創造から終末まで6000年説が正しければ、すでに終末が到来してる気がするのですが?

今回のご質問は、「創造から終末まで6000年説が正しければ、すでに終末が到来してる気がするのですが、(ブログ主さんはどう思いますか?)」というものです。 これは、至極もっともな疑問だと思います。 しかし厳密な話をいたしますと、過去記事に引用した…

質問者さんへの応答・続編 その1

先日、質問者Mさんから新たなご質問をいただきました。 Mさんの真摯な姿勢を嬉しく思います。 今回の初めのご質問は以下のとおりです。 私は理学部生物学科の学生なのですが、進化論等を学修の中でどう扱えば良いでしょうか? また進化論についてですが、神…

聖書を原典から読みたいのですが、おすすめの参考書などを教えてください

今回のご質問:聖化によって行い、思いが清くなるのにどれくらいの時間がかかりますか?それは洗礼を受けてなくても起こりますか? まず、前半の質問に対する答えは、「人それぞれです」と言うしかありません。 ある人は救われた時に劇的な聖めを体験します…

自分が信じているか信じた気になってるだけか知る事は出来ますか?

2番目の質問に対する答えの中心は、神や主イエスを体験的に知ることにありました。 救われるということは、神と主イエスを体験的に知ることに他ならないからです。 3つ目の質問の答えも、これに関連します。 3つ目のご質問:自分が信じているか信じた気…

福音を正しいと認める人はみな救われますか?

今回は2つ目の質問にお答えしようと思います。 2つ目のご質問:福音を正しいと認める人間はみな救われますか? この質問は、2通りの解釈ができると思います。 ①「認める」という言葉を「知的に認める(だけ)」という意味に解釈する ②「認める」という言…

ザビエル来日以前の日本人は救いに選ばれていなかったのか?

先日、質問者さんから色々なご質問をいただきましたので、一つ一つお答えしたいと思います。 今回は、その中の最初のご質問に答えいたします。 最初のご質問:ザビエル来日より前の日本人は全員選ばれていなかったのですか? まず初めに私たちが知るべきこ…

エノク書は偽典それとも正典?

過去記事「第二正典は「聖書」のうちに入りません!」を読まれた方から、とてもよいご質問をいただきました。 ユダの手紙の中で、著者のユダは、第一エノク1:9から引用をしてます。 それは、エノク書が霊感を受けた正典だからでしょうかというご質問です。…

神の啓示は今も続いている?

私は先日、キリスト教動画サイト「STONE OF DAVID」を知りました。 このサイトは、いわゆる「新しい啓示」を広めています。 神の啓示を受けたとする海外の信者の動画に、日本語の字幕をつけて公開しています。 一例として、「7歳の少女が見た終末・地獄・…

ケノーシス論とその落とし穴

そもそも、ケノーシスとはどういう意味でしょうか? オックスフォード・リビング辞典は、次のように定義づけています。 ケノーシス (in Christian theology) the renunciation of the divine nature, at least in part, by Christ in the Incarnation. キリ…

スリランカの自爆テロ、4月はじめに情報提供

米フォックス・ニュースによると、多くのクリスチャンが犠牲となったスリランカの自爆テロは、4月4日を初めとして複数の国際的情報機関から情報が提供されていたという。しかし同国治安当局が対処しなかったため、惨劇を防げなかった可能性が浮上した。 …

患難前携挙説は善意で「虚偽」を拡散している

キリスト教啓発サイト「True Ark」を運営する方は、善意で「携挙の真実」と題する記事を投稿されています。 しかし記事の内容は真実ではなく、「虚偽」です。 どこがどうして虚偽なのか、検証しようと思います。 患難後携挙説の場合、キリストの再臨は二段…

質問者さんへの応答 パート2

前回は、救いにまつわるご質問にお答えしました。 今回は、部分携挙説に関してお答えします。 それと、部分携挙の人の主張に「聖書の中では携挙されたのは沢山のクリスチャンの中でエノクとエリヤだけ。エノクとエリヤは「神と共に歩んだ」から携挙された。…

質問者さんへの応答 パート1

先日、以下のようなご質問がありました。 私は福音を信じたのですが、「救われたいけどイエス様に従いたくない。」という思いがあり、聖書や祈りをめんどくさいと思って嫌々やってしまいます。(やりたくないけどやらないとモヤモヤするという感じです。)…

デービッド・テーラーの衝撃的すぎる疑惑

デイビッド・テイラーに関しては4年前にも記事を書いたのですが、「神様と顔と顔を合わせる働き2019」の公示を受け、この記事を投稿します。 それというのは、彼には衝撃的すぎる疑惑がいくつもあるからです。 日本の兄弟姉妹に騙されてほしくありませ…

七十人訳におけるビアゾーの使用法とマタイ11:12

この記事は、前回の続編です。 前回も述べましたように、マタイ11:12で「激しく攻められている」と訳されたギリシャ語ビアゾーは、中動態と取ることも可能ですし、受動態と取ることも可能です。 どちらに取るかで、聖句の意味が変わります。 ビアゾーについ…

天の御国が「激しく攻められている」? マタイ11:12

マタイ11:12は、翻訳や解釈が難しい箇所の一つだと思います。 その理由の一つは、「激しく攻められている」と訳されているビアゾーという動詞が、中動態にも受動態にも取れるためです。 主な邦語訳は、どれも受動態として訳しています。 ●マタイ11:12 新改…

原文における微妙なニュアンスと聖書解釈 ルカ10:18

原文における動詞の時制に注意を向けると、聖書筆者の微妙なニュアンスを理解する助けになります。 ルカ10:18は、その微妙なニュアンスが聖書理解の重要な鍵となっています。 新共同訳 イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを…

ロゴスの永遠性と文語訳の神技 ヨハネ1:1

最近、ひょんなことから「日本聖書神学校」のウエブを見る機会がありました。 その際、以下の説明文を読みました。 一つの例として、ヨハネによる福音書は、「初めに言があった」という有名な言葉で始まります。 「あった」という訳は、今の時点とは無関係…

御霊に「満たされた」「感じた」「捕らえられた」    どれが正しいの? 黙示録1:10

黙示録1:10と4:2は、各邦語訳によって訳語がバラバラです。 この記事では、その相違について考えます。 ●黙示録1:9~10 新共同訳 9 わたしは、あなたがたの兄弟であり、共にイエスと結ばれて、その苦難、支配、忍耐にあずかっているヨハネである。わたしは…

聖書協会共同訳のエフェソ1:11に関する考察

聖書協会共同訳のエフェソ1:11は、次のように訳されています。 聖書協会共同訳・エフェソ1:11 キリストにあって私たちは、御心のままにすべてのことをなさる方のご計画に従って、前もって定められ、選び出されました。 従来の邦語訳と異なっているのは、「…

ギリシャ語アエールと携挙

原語が持つニュアンスを知ることによって、携挙に対する皆さんの印象が変わるかもしれません。 特に、アエールというギリシャ語に焦点を当てながら、携挙に関するパウロの見方を探ります。 1テサロニケ4:15~17・新改訳2017 15 私たちは主のことばによ…

「低い所、つまり地上」それとも「地の低い所」エペソ4:9

新改訳・最新版のエペソ4:9を見たところ、次のように訳されていました。 新改訳2017・エペソ4:8~10 8 そのため、こう言われています。「彼はいと高き所に上ったとき、捕虜を連れて行き、人々に贈り物を与えられた。」 9 「上った」ということは、彼が低…

マタイ24章のエクレクトスと患難前携挙説

新改訳の最新版と従来版のマタイ24章を比較してみました。 新改訳2017・マタイ24:22、24、31 22 もしその日数が少なくされないなら、一人も救われないでしょう。しかし、選ばれた者たちのために、その日数は少なくされます。 24 偽キリストたち、偽預言…