創造から終末まで6000年説が正しければ、すでに終末が到来してる気がするのですが?
今回のご質問は、「創造から終末まで6000年説が正しければ、すでに終末が到来してる気がするのですが、(ブログ主さんはどう思いますか?)」というものです。
これは、至極もっともな疑問だと思います。
6000年は天地創造からカウントするのではなく、「アダムの堕落」(ローマ5:12)からカウントすることになっています。
ローマ5:12
そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです。
この聖句によれば、「アダムの堕落」=「全人類が罪を犯した」時です。
神による人類の贖いの本質は、罪からの贖いです。
それゆえ、キリストの再臨(=神の贖いの完成)までの6000年は、人類の堕落を起点としてカウントしなければなりません。
「では、アダムの堕落はいつなのか?」という疑問が出てきます。
しかし聖書は、アダムが罪を犯した時期について明確な啓示をしていません。
ただし、創世記3章によれば、アダムとエバが罪を犯した際、二人には子供がいませんでした。
そこで、以下の聖句が多少のヒントを与えてくれます。
創世記5:3
アダムは、百三十年生きて、彼に似た、彼のかたちどおりの子を生んだ。彼はその子をセツと名づけた。
この箇所によりますと、アダムとエバの第一子セツが生まれるまでの130年間に、人類の堕落が起きたことがわかります。
ですから、6000年に約130年を加えた人類暦6130年までに再臨が起こると考えられます。
逆に言いますと、それまでの期間は、再臨が起こるかもしれないし、起こらないかもしれない期間であるということになります。
これで答えになったでしょうか?
つづく