2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
イエスによるエルサレム陥落(AD70年)の予告です。 マタイ22:7~8 王は怒って、兵隊を出して、その人殺しどもを滅ぼし、彼らの町を焼き払った。 そのとき、王はしもべたちに言った。『宴会の用意はできているが、招待しておいた人たちは、それにふさわしく…
「実を結ぶ」ということは、 「熱心に伝道して改宗者を生み出す」ことだと思っている人が少なくないと思います。 その場合、30倍、60倍、100倍の実というのは、 多くの改宗者を生み出すことを意味することになり、 伝道が得意でない人は、実を結ばないクリ…
イエスさまが、奇跡を期待できる祈りの条件を説明しています。 マタイ21:21~22 まことに、あなたがたに告げます。もし、あなたがたが、信仰を持ち、疑うことがなければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、…
前回からの続き What underlies these sorts of common misconceptions about the Bible?このような誤解の根底には、何があるのでしょうか? それは単に聖書の内容がはっきりわからないということではなく、もっと根本的な問題です。聖書を福音主義的に理解…
今日の箇所は、カルト的な教会と健全な教会を分ける分水嶺となる聖句です。 マタイ20:25~26 そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者たちは彼らを支配し、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。 …
ポストモダニズム(ポスト近代主義)の影響が如何なるものかを、上手く説明している記事がありましたので、何回かに分けて抄訳を掲載します。 ポストモダニズムの影響は、日本の福音派にも既に現れています。例えばクリスチャン・トゥデイの記事に明確な影響…
マタイ20:30~34 すると、道ばたにすわっていたふたりの盲人が、イエスが通られると聞いて、叫んで言った。「主よ。私たちをあわれんでください。ダビデの子よ。」 そこで、群衆は彼らを黙らせようとして、たしなめたが、彼らはますます、「主よ。私たちを…
新改訳聖書が訳出していない言葉についてです。 マタイ20:13 しかし、彼はそのひとりに答えて言った。『〇〇、私はあなたに何も不当なことはしていない。あなたは私と一デナリの約束をしたではありませんか。 原文を見ると、上記の〇〇の部分には訳出されて…
今日の箇所は、私たちの多くにとって、文字通りグッドニュースだと思います。 マタイ19:29~30 また、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子、あるいは畑を捨てた者はすべて、その幾倍もを受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。 ただ、先の者が…
「巡礼者の小道」より、ブログ主様の許可を得て転載しました。 主の力強い救いの証を、ぜひお読みください。 ↓クリックしてください↓ ラディカル・レズビアンからキリスト者へ――ロザリア・バターフィールド女史(元シラキュース大英文科教授)の救いの証し
前回の記事の直前の箇所から書きます。 マタイ19:16~17 すると、ひとりの人がイエスのもとに来て言った。「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょうか。」 イエスは彼に言われた。「なぜ、良いことについて、わたしに尋ね…
特に新しい発見があったわけではないのですが、この箇所を読んで個人的に励まされたので覚書にしたいと思います。 マタイ19:26 イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」 この箇所で「…
「聖霊のバプテスマ」という概念が、キリスト教会を二分しています。 福音派では、新生と同時に起こるものと教えられている一方、聖霊派では、異言をはじめとする聖霊の賜物が信者に現れる条件として理解され、新生とは区別されています。 ではギリシャ語の…
マタイ18:18 まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、それは天においても解かれているのです。 この箇所とマタイ16:19の「つなぐ」という言葉は、デオーと…
この箇所は、伝道説教でよく使われる箇所です。 伝道説教の中では、「羊」というのは不信者を指しています。 しかしマタイが話しているのは、不信者のことではなく、信者のことです。 この記事ではその点を説明します。 マタイ18:12~14 あなたがたはどう思…
私は、個人的には守護天使の存在を信じませんが、聖書注解者の多くが信じていることに気づき意外に思っています。 ひとり一人のクリスチャンに守護天使がいるという説が正しいのかもしれませんので、その説をご紹介します。 マタイ18:10 あなたがたは、この…
この箇所は、国境を超えて物議を醸している箇所ですので、意味を考えたいと思います。 マタイ16:28 まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中では、人の子が御国とともに来るのを見るまでは、決して死を味わわない人々がいます。 ヒント1…
皆さん、よくご存じの箇所だと思いますが、避けて通れないので記事にようと思います。 マタイ16:18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。 「あなたはペテロです」という部分は、原文では次のよ…
真の救いは、 人間の自由意志による決断ではなく、神の啓示によって起こります。 それについて確認します。 マタイ16:16~17 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・…
英語のディボーショナルでいいものがあったので、抄訳します。 1サムエル記16:12 エッサイは人をやって、彼を連れて来させた。その子は血色の良い顔で、目が美しく、姿もりっぱだった。主は仰せられた。「さあ、この者に油を注げ。この者がそれだ。」 十代…
先日、律法の新約的意義に関して記事を書きましたが、この記事に関連して、ある方からご質問をいただきました。 その方の疑問は、レビ記19:19「あなたの畑に二種類の種を蒔いてはならない」や、旧約聖書で禁じられている食べ物(豚肉など)についてでした。…
良く聞く話だとは思いますが、一応ワードスタディーします。 マタイ15:32 イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。「かわいそうに、この群衆はもう三日間もわたしといっしょにいて、食べる物を持っていないのです。彼らを空腹のままで帰らせたくありません…
少し後戻りします。 マタイ15:12~13 そのとき、弟子たちが、近寄って来て、イエスに言った。「パリサイ人が、みことばを聞いて、腹を立てたのをご存じですか。」 しかし、イエスは答えて言われた。「わたしの天の父がお植えにならなかった木は、みな根こそ…
有名なカナン人の女の箇所です。 ギリシャ語テキストから、この箇所のニュアンスを探ります。 マタイ15:25 しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。私をお助けください。」と言った。 「お助けください」と訳されているのはボエセオーという…
ペテロをはじめとした弟子たちは、ガリラヤ湖で試練(信仰の訓練)に遭いました。 この箇所は、各教会でもお馴染みの説教箇所だと思います。 ギリシャ語の学びにはなりませんが、印象的な箇所なので記事にしようと思います。 マタイ14:22 それからすぐ、イ…
「 」中のイエスの言葉を、ディボーショナルに訳して見たいと思います。 マタイ14:27 しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」と言われた。 「しっかりしなさい」と訳されている言葉はサルセオーといい…
すみませんが、些細なことです。 マタイ14:31 そこで、イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか。」 「信仰の薄い」と訳されているのは、オリゴピストスといい、 オリゴスとピスティスからできた言葉です。 オ…
クリスチャンは、旧約聖書の律法を守るべきでしょうか?十戒も律法の一部ですが、これについてはどうなのでしょうか? この記事では、時事問題をたたき台にして考えてみたいと思います。 ☆ ☆ 先ごろトランプ大統領は、難民一時受け入れ停止の大統領令を出し…
マタイ13:28 主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』 この箇所は、「毒麦の譬え」と呼ばれている箇所です。 「毒麦」と訳されているのは、ジザニオンという言葉で、 「パ…
マタイ13:11 イエスは答えて言われた。「あなたがたには、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。 「許されている」に相当するギリシャ語は、ディドミーという語です。 大抵の場合「与える」と訳されています。 一例として…