ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

計画的訓練 マタイ14:22


 
 ペテロをはじめとした弟子たちは、ガリラヤ湖で試練(信仰の訓練)に遭いました。
 
 この箇所は、各教会でもお馴染みの説教箇所だと思います。
 
 ギリシャ語の学びにはなりませんが、印象的な箇所なので記事にしようと思います。
 
 
マタイ14:22 
それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自分より先に向こう岸へ行かせ、その間に群衆を帰してしまわれた。
 
 
 上記の箇所に「強いて」という言葉があります。
 
「強制する」という意味のアナンカゾーという言葉を、

 自然な日本語として訳出しています。

 
 アナンカゾーの使用例を一つだけ挙げます。
 
 
使徒26:11(新共同訳)
また、至るところの会堂で、しばしば彼らを罰してイエスを冒涜するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸ばしたのです。
 
 
 この使われ方からもわかるように、イエスさまは強制的に弟子たちを舟に乗せました。
 
 湖の上で信仰の訓練をする計画が、事前にあったのだと思います。
 

 見方を替えると、

 主に従うことによって、私たちは信仰の試練に入ることになるのです。
 
 ペテロの水上歩行も、このアナンカゾーがきっかけでした。
 
 進んでいったときに遭遇する環境や、

 その中で浮き彫りになるであろう私たちの内的弱さなど、
 
 主はすべてお見通しの上で、アナンカゾーして訓練の中へと私たちを導くのです。
 
 
 この箇所にピッタリの賛美を添付して終わりにします。