スリランカの自爆テロ、4月はじめに情報提供
米フォックス・ニュースによると、多くのクリスチャンが犠牲となったスリランカの自爆テロは、4月4日を初めとして複数の国際的情報機関から情報が提供されていたという。しかし同国治安当局が対処しなかったため、惨劇を防げなかった可能性が浮上した。
今回の犯行はNational Thowfeek Jamaathと呼ばれるスリランカ国内の小規模イスラム過激派組織によるもので、専門家らの分析によると、計画的で洗練された犯行は、イスラム国(IS)やアルカイダなどの国際テロ組織の手法に似ていることから、国外からの支援を受けた犯行である可能性が高いという。
同国の官僚によると、複数の情報機関から情報提供を受けた同国国防省は4月9日、犯行グループの名前を含む情報を警察当局に伝えたという。
警察当局は2日後、同国外交治安局に情報提供の内容を提示。しかし、早急な対処は取られなかった。その理由については、現在調査中だという。