ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

イエスが行った7つのしるしとその意味 その3

5 水上歩行 ヨハネ6:16~21 夕方になって、弟子たちは湖畔に降りて行った。 そして、舟に乗り込み、カペナウムのほうへ湖を渡っていた。すでに暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのところに来ておられなかった。 湖は吹きまくる強風に荒れ始めた。 こうし…

イエスが行った7つのしるしとその意味 その2

3 ベテスダの池での癒し ヨハネ5:1~9 その後、ユダヤ人の祭りがあって、イエスはエルサレムに上られた。 さて、エルサレムには、羊の門の近くに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があって、五つの回廊がついていた。 その中に大ぜいの病人、盲人、足なえ…

イエスが行った7つのしるしとその意味 その1

1 カナの婚礼 ヨハネ2:1~11 それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、そこにイエスの母がいた。 イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。 ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません。」と言った。 すると…

ワンバース携挙論 使徒パウロ編

一つの聖句(one verse)をきちんと解釈することで、患難前携挙説の真偽を確認します。 今回、取り上げる聖句は1コリント15:23です。 *** 1コリント15:21~23 21 というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの人を通して来たか…

聖墳墓教会、閉鎖へ 膨大な課税への抗議として

聖墳墓教会 動画ツアー 米クリスチャニティー・トゥデイによると、エルサレムにある聖墳墓教会が25日、教会を閉鎖する決定をくだした。 この措置は、エルサレム市当局が教会の所有地に対し1億8600万ドル(約200億円)の固定資産税と所有地の没収を…

「火によるバプテスマ」と罪の性質 後半

前半では、聖霊のバプテスマが「罪の性質」を除去しないことを確認しました。 このことは、次の箇所からも明らかです。 ローマ8:10 もしキリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊が、義のゆえに生きています。 この聖…

「火によるバプテスマ」と罪の性質 前半

ネット上を見ていますと、「火によるバプテスマ」の意味が混乱しているのがわかります。 典型的な事例は、以下のような解釈です。 バプテスマのヨハネが授けるバプテスマは、罪を清めるバプテスマでした。 しかしイエス・キリストの名によるバプテスマは罪…

神・キリストの暴力的側面の否定は正しいのか?

聖書の真理を選り好みする神学者がいることは、困りものだと思います。 肉的に心地よい内容は字義通り受ける一方で、自らの価値観に反する聖書の真理は、人間的な知恵で歪めてしまうのです。 リベラル陣営の神学者がそうしているならまだ理解できます。 し…

ワンバース携挙論 イエス・キリスト編 その2

一つの聖句(one verse)をきちんと解釈することで、患難前携挙説の真偽を確認します。 前回とり上げたのはマタイ28:20でしたが、今回取り上げる聖句はヨハネ6:40です。 *** ヨハネ6:40 事実、わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいの…

「小犬」の意味とイエスの意図 マタイ15:26~27

ネット上を見てみると、マタイ15:26~27の意味が誤解されていることがわかります。 この記事では、この箇所の「小犬」の意味を理解した上で、イエスさまの意図を確認します。 ●悪い事例 まずは、間違った解釈を見てみましょう。 以下はその事例です。 「子…

ビリー・グラハム 生前の言葉

フランクリン・グラハム氏は昨夜、亡き父の生前の言葉をフェイスブックに投稿した。 My father once said, “Someday you will read or hear that Billy Graham is dead. Don’t believe a word of it. I shall be more alive than I am now. I will just hav…

ビリー・グラハム召天、99歳

米クリスチャニティー・トゥデイやCNNなどによると、 20世紀最大の伝道者ビリー・グラハムが21日、亡くなった。99歳。 全米で最も知名度の高い伝道者であり、「アメリカの牧師」とさえ呼ばれていた。 故ニクソン米大統をはじめとする歴代の大統領…

ねこ日記

先日の記事で、うちの愛猫がリンパ腫という癌になったことをお伝えしました。 きょう、2回目の抗がん剤投与を行いました。 検査では、腫瘍の存在は認められませんでした! とは言え、治ったわけではありません。 リンパ腫は治る病気ではないそうです。 http…

ワンバース携挙論 イエス・キリスト編

一つの聖句(one verse)をきちんと解釈することで、患難前携挙説の真偽を確認します。 こんかい取り上げる聖句は、イエス・キリスト編の第一回目でマタイ28:20です。 *** マタイ28:20 また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように…

「御怒り」との関連で見た携挙のタイミング その2

その1では、患難期がはじまった後でも、パウロの言う「御怒り」がすぐに現れるわけではないことを述べました。 「御怒り」が現れる前に、第一の封印から第六の封印が解かれなければならないからです。 これにより、患難期のはじめから「御怒り」が現れると…

「御怒り」との関連で見た携挙のタイミング その1

携挙のタイミングを考えるとき、神の御怒りは重要な要素の一つです。 患難前携挙説の場合、1テサロニケ1:10や同5:9、ローマ5:9を根拠に、教会が患難期の前に携挙されると考えます。 以下は、患難前携挙説に立つある牧師さんのサイトからの引用です。 キリス…

ヨハネ8章における暗示

ヨハネ8章で、ヨハネは主イエスを誰だと言っているのでしょうか。 新改訳と新共同訳を比較しつつ確認します。 ●ヨハネ8:24 ヨハネ8:24 それでわたしは、あなたがたが自分の罪の中で死ぬと、あなたがたに言ったのです。もしあなたがたが、わたしのことを信…

浅野淳博氏のガラテヤ2:16解釈の誤り その3

その2では信仰による義認が瞬間的な出来事であることを確認し、浅野氏の見解が聖書の教えと異なることを述べました。 この記事では、浅野氏の義認論を再度パウロの義認論と比較し、最後はイエスさまの義認論と比較します。 ●パウロの義認論との比較 ガラテ…

浅野淳博氏のガラテヤ2:16解釈の誤り その2

その1では、ピスティスが「線的なもの」であるとする浅野氏の見解が釈義的誤謬であると述べました。 この記事では、その釈義的誤謬を聖書の記述と照らし合わせて説明します。 ガラテヤ2:16 しかし、人は律法の行ないによっては義と認められず、ただキリス…

浅野淳博氏のガラテヤ2:16解釈の誤り その1

信仰義認を再解釈する試みが後を絶ちません。 今回検証するのは、浅野淳博氏(関西学院大学教授)の見解です。 『NTJガラテヤ書簡』刊行に合わせ沖縄で浅野淳博氏が講演 2018年2月1日 このキリスト教新聞の記事中に、次のように浅野氏の見解が述べられてい…

火星の風景 火星探査機「キュリオシティ」が過去5年間に撮影

このリンク(英語)を開くとNASAの火星探査機「キュリオシティ」が過去5年間に撮影した火星の風景がパノラマ画像として見られます。(画像は拡大可能) https://www.washingtonpost.com/news/speaking-of-science/wp/2018/02/03/curiositys-five-year-…

エル・シャダイの意味 続編

前回の記事につづいて、エル・シャダイの意味についての記事です。 以下は、前回も参考にしたThe Meaning of El Shaddaiからの追加抄訳になります。 エル・シャダイが使われている箇所 エル・シャダイという名は父祖の時代との関連で使われており、その後は…

エル・シャダイの本当の意味

エル・シャダイは、聖書の中で「全能の神」と訳されています。 私たちもそのような意味で理解しています。 しかし、調べてみたところ、「全能の神」というのは適訳ではないようです。 *** アンチ・クリスチャンのバイブル研究というブログがあり、 筆者…

サタンはアダムから地上の支配権をだまし取ったの?

キリスト教界には、サタンがアダムから地球の支配権をだまし取ったという教えがあります。 以下はその事例ですが、この教えは正しいのでしょうか? 1.神はアダムに金、銀、動物を与え、アダムにその支配権を与えました。(創世記1:28) 2.アダムが最大の違…

キリストの「身代わり」は誤りなの? パート2

以前、キリストの「身代わり」は誤りなの?という記事を投稿しました。 最近、Drルークがこれに反論されました。 1ペテロ3:18は単なる「身代わり」を意味するのか? しかし、その反論で引用されているコメンタリーは刑罰代償説を支持しています。 そのため…

エデンの園は天国の原型

エデンの園と天国の共通点を調べてみました。 暇のある方は、読んでみてください。 ●エデンの園=天国 過去記事に、「ユダヤ教における天国と地獄その2」というものがあります。 これを読むとわかりますが、第二神殿崩壊後のユダヤ教では、天国を描写する…

なぜキリストには罪が入らなかったのか?

聖書によると、すべての人間は罪を犯しました。 しかしイエス・キリストは、罪を持たずに生まれてきたと言われています。 100%人間であったにもかかわらず、なぜそれが可能だったのでしょうか? カトリック教会の場合、マリアの「無原罪の御宿り」(以下)…

「主と会う」の意味 1テサロニケ4:17

1テサロニケ4:17の「主と会う」に関するワードスタディーです。 みなさんの聖書研究の参考になれば幸いです。 1テサロニケ4:16~17 主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにあ…

マタイにおけるイエスと旧約聖書の関連性

福音書を書いたマタイは、その中で非常に多くの旧約聖書箇所を引用しています。 その中の12回に、「成就するためであった」「成就した」(ギ:プレロオー)という表現が見られます(参考サイト)。 そのようにしてマタイは、イエス・キリストが旧約聖書を成…

キリストにある死者の復活と携挙のタイミング

携挙のタイミング・シリーズです。 前回は、「主の日」と携挙のタイミングという記事を書きました。 この記事では、信者の復活を起点にして携挙のタイミングを確認します。 ●信者の復活と携挙 1テサロニケ4:16~17 16 主は、号令と、御使いのかしらの声と…