ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

イエスが行った7つのしるしとその意味 その3

 
5 水上歩行
 
ヨハネ6:1621
夕方になって、弟子たちは湖畔に降りて行った。
そして、舟に乗り込み、カペナウムのほうへ湖を渡っていた。すでに暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのところに来ておられなかった。
湖は吹きまくる強風に荒れ始めた。
こうして、四、五キロメートル1ほどこぎ出したころ、彼らは、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、恐れた。
しかし、イエスは彼らに言われた。「わたしだ。恐れることはない。」
それで彼らは、イエスを喜んで舟に迎えた。舟はほどなく2目的3地に着いた。
 
1「四、五キロメートル」:原文には「25か30スタディオン」と書かれている。1スタディオンは約185m。なので、弟子たちは「4.5~5.5キロメートル」こぎ出していたことになる。NETバイブルのスタディー・ノートによると、ガリラヤ湖の最大部分の直径は11.6キロ。つまり弟子たちは、湖のほぼ中心部にいたことになる。
2「ほどなく」(ギ:エウセオス)の直訳は「すぐに、間もなく」。イエスが舟に乗り、風が収まった後、短時間で対岸に着いたことがわかる。
3「目的の」は「行く」を意味する動詞の未完了過去形。ゆえに直訳は「(彼らが)行こうとしていた」となる。
 
 

エスが湖の上を歩いて」の「上を」には、エピepiという前置詞が使われている。 
 
 エピは下の図をご覧いただくとわかるとおり、水と接することを示す言葉。
 
(水面から離れて浮いていたのではない。その場合、前置詞はフペール/huperになる)
 
 
イメージ 1
 
 このことから、主イエスの足の裏が文字通り、水面上にあったことがわかる。 
 
 私たちの主が、超自然的能力を持つことは明らか。
 
 ならば、私たちも主のその能力に信頼する必要がある。
 
 
マタイ14:29・新共同訳
エスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上(エピ)を歩き、イエスの方へ進んだ。