ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

第二正典(シラ書)の矛盾点 その2

    
 シラ書の矛盾については以前にも書きました
 
 前回述べたとおり、カトリック正教会はシラ書を聖書の一部として信じています。
 
 しかし今回取り上げる箇所にも、あからさまな矛盾が見られます。
 
 
シラ書2526
妻がお前の指図に従わないなら、彼女と縁を切れ。  
                        (新共同訳・続編P116
 

 このようにシラ書には、目を疑うような言葉が書かれています。
 
*本気で疑われる方はココをクリック。「検索条件」に「彼女と縁を切れ」と入れて「検索」をクリックしてください。
 
 
 さて、言うまでもなく、これは主イエスの言葉と矛盾しています。
 
 主は次のように言われました。
 
 
マタイ5:32
しかし、わたしはあなたがたに言います。だれであっても、不貞以外の理由で妻を離別する者は、妻に姦淫を犯させるのです。また、だれでも、離別された女と結婚すれば、姦淫を犯すのです。
 
 
 このように主は、不貞以外の離婚を禁じておられます。
 
 しかし、シラ書の著者は、妻が夫の指示に従わないという理由だけで離婚を勧めています。
 
 私としては、ここまであからさまな矛盾のある書物を神の言葉として信じることは到底できません。
 
 ちなみに、一節先の261には次のように書かれています。
 
 
シラ書26:1
良い妻を持った夫は幸福である。彼の寿命は二倍になるだろう。
 
 
 もしこれが神の言葉だというのなら、200歳を超える男性の方々が大勢いても不思議ではありません。
 
 しかし、現実的にはそうではありません。
 
 シラ書が神の言葉ではないからです。
 
 おわり