ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

創造の秩序と女性

教会における女性の役割 1テモテ2:12

以下に挙げるのは、ミニストリー団体「クロスウェイ」による「アンドレアス・J・コスティンバーガー氏とトーマス・R・シュライナー氏へのインタビュー」の一部です。 お二人は相補主義の神学者で、「教会における女性」という本を共著しています。インタ…

「教える」という言葉の意味 1テモテ2:12 後半

前半からのつづき ●パウロのディダスコー(TDNT第2巻、P146~P147) ①「パウロにおけるディダスコーの用例は少ない。これは、教えることが聖書と親密に結びついていたことに気づくなら、容易に理解することができる。聖書が知られていない環境で、「…

「教える」という言葉の意味 1テモテ2:12 前半

1テモテ2:12 私は、女が教えたり男を支配したりすることを許しません。ただ、静かにしていなさい。 パウロは、「女が教えることを許しません」と言っているので、 女性が教えることが禁じられているのは確かなことです。 しかし重要なのは、 「教える」と…

女性説教者はどうなのか?

前回は女性牧師について述べましたが、現代のキリスト教界には、 地域教会の牧師という枠を超え、広域に活動する「説教者」という存在があります。 エペソ4:11の「牧師」は、ポイメンという言葉の訳語で「羊飼い」という意味です。 それゆえ岩波翻訳委員会…

「妻たちは、教会では黙っていなさい」の意味と女性牧師  後編

前編のつづき ●役割の違い 創世記2:18 人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。 1コリント11:3 すべての男のかしらはキリストであり、女のかしらは男であり、キリストのかしらは神です。 創世記2:18は、女性…

「妻たちは、教会では黙っていなさい」の意味と女性牧師 前編

「地の果てまで福音を」ブログを読み、女性牧師について再考する中で、 1コリント14:34~35について学んだことを記事にしました。 ●表面的な解釈 1コリント14:34~35 教会では、妻たちは黙っていなさい。彼らは語ることを許されていません。律法も言うよ…

特別号「妻は夫に逆らう」英語標準訳聖書・創世記3:16

私にとって面白いと思う話題があったので、記事にしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ クリスチャン・トゥデイ(9月26日号)によると、 「英語標準訳聖書」(ESV)の改訂に伴い、創世記3:16の…

小原克博「フェミニスト神学」(講義「現代神学」第8回、同志社大学)のレビュー

小原(こはら)氏の講義の内容が、聖書の「曲解」と大きく関係しているため、 検証記事を書くことにしました。 ●矛盾ではない 52:20 小原氏は、 「(聖書には)こういう矛盾もあるということを理解してください」と述べています。 スクリーンには矛盾点とし…

女性の救いについて

「子を産むことによって救われる」の記事で、下記のようなコメントをいただきました。 子供授かることが出来ずに離婚してしまいました。このような私が洗礼を受けてしまい教会の方々に迷惑をかけているということは聖書から読み取ることが出来ます。やはり救…

女性はどのような環境で活躍すべきなのか? 1テモテ2:9~15

数日前に、以下のようなご質問がありました。 この記事は、答えを導き出す参考になると思います。 ここで質問なのですが、クリスチャンの女性が未信者の男性に福音伝道をしたり、聖書の御言葉について解説したりすることは1テモテ2:11-12の教えに反します…

「子を産むことによって救われる」とは? 1テモテ2:11~15

前回の記事では、エバは知的に劣っていたから惑わされたのではなく、 女性が神の教えを男性に教えると惨劇に繋がるので、 男女の秩序を逆転させないために、パウロは女性が教会の教職に就くことや 男性の上に立って権威を振るうことを禁じている、というこ…

女性が惑わされやすいからではなかった! 1テモテ2:11~15

創造の秩序と女性に関する論文の続きです。 前回の記事では、 人類の堕落はエバのせいではなくアダムの責任だという話をしていました。 ●なぜ女性は男性に従うべきなのか? 1テモテ2:11~15(新共同訳) 11 婦人は、静かに、全く従順に学ぶべきです。 12 婦…

悪いのは男のほうだった! 1テモテ2:11~15

1テモテを学ぶ過程で出会った論文の中から、 創造の秩序と女性の霊的立場について書かれている部分を抄訳することにしました。 この記事はその第1回目です。 ●人類の堕落はエバの責任ではない 1テモテ2:11~15(新共同訳) 11 婦人は、静かに、全く従順に…