ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】オリジナルのパラクレートスとは? 1ヨハネ2:1


 この記事を読んでいただくと、オリジナルのパラクレートスに出会えます。
 
 
弟子に対する呼び掛け
 
ヨハネ2:1 
私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯したなら、私たちには、御父の御前で弁護してくださる方があります。それは、義なるイエス・キリストです
 
 
「子どもたち」というのはテクニオンという言葉で、意味は次のとおりです。
 
 
テクニオンテクノン(子ども)の指小形(愛称形)。小さな子ども
      新約聖書中では、教師が情を込めて弟子たちに呼び掛ける言葉で、
      常に複数形で使われる。      
 
  

 以下は類似した記述が見られる箇所です。

 
マルコ10:24
弟子たちは、イエスのことばに驚いた。しかし、イエスは重ねて、彼らに答えて言われた。「子たちよ(テクノンの複数形)神の国にはいることは、何とむずかしいことでしょう。
                                 
ヨハネ13:33 
子どもたちよ(テクニオンの複数形)。わたしはいましばらくの間、あなたがたといっしょにいます。
 
ガラテヤ4:19
私の子どもたちよ(テクノンの複数形)。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています
 
 

オリジナルのパラクレートス
 
「弁護してくださる方」と訳されているのはパラクレートスという言葉です。
 
 ギリシャ語辞典によると、

 新約聖書時代には「弁護士」という意味で使われていました。
 
 次の箇所の「助け主」と同じ単語です。

 
ヨハネ14:16 
わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主(パラクレートス)をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです
 
 
 この箇所を読んで気づくことがありませんか?
 
「もうひとりの」パラクレートスが聖霊だということは、
 
 オリジナルのパラクレートスが存在する、ということです。
 
 誰でしょうか?
 
 言うまでもなく1ヨハネ21のパラクレートス、イエスさまです!
 
 
「弁護してくださる方があります」の「あります」はエホーという言葉で、
 
「~を持っている、所有している」という意味です。
 
 原文には、「私たちはパラクレートスを持っている」と書かれています。
 

 ギリシャ語辞典によると、この箇所の場合、
 
身近に持っているto have one at hand」という意味合いだそうです。
 
 私たちはの霊的弁護士は、いつでも弁護を頼める身近な存在だということです。
 
 ちなみに、弁護料はカルバリの十字架で支払い済みだとのことです(笑)。 
 
 
御父の御前で」の「御前で」は、昨日の記事学んだ「pros/~に向かう」です。
 
 つまり弁護士イエスさまは、
 
 私たちを弁護するために、父なる神に面と向かっている、ということです。
 
 弁護に対する真剣さが伝わってきますね!

 さすがオリジナルのパラクレートスです。
 
 
私たちの義
 
「義なる」はディカイオスという言葉で、
 
神の目に正しいjust in the eyes of God」という意味です。
 
 次の箇所でも使われています。
 
 
ローマ5:19 ひとりの従順によって多くの人が人とされるのです
 
 
 私たちはイエスさまの従順によって、「神の目に正しい」者とされたのです。

 すごいことですね。
 
 
こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありませんローマ8:1 
 
 
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