「繁栄の福音」5つの誤り その3
「繁栄の福音」の誤りの3番目です。
引用元:ゴスペル・コーアリション
誤り3:クリスチャンは物質的な見返りを得るために献金するのだ
「真の繁栄とは、神の力を用いて生活のあらゆる領域で人々の必要を満たすことです」
「私たちは福音を世界に届けるために、資金提供するよう召されているのです」
こういった掛け声は称賛に値するもののように思えるかもしれませんが、献金を強調する動機となっているのは博愛主義にすぎません。繁栄の福音の原動力となっているのは、ロバート・ティルトンが言うところの「補完の原則」です。
補完の原則はマルコ10:30に基づいていると言われています。この原則によると、クリスチャンが気前よく捧げるなら、神は幾倍にも増やして返してくださるというのです。その原則に従うことにより、繁栄の循環がもたらされると。
マルコ10:29~30
まことに、あなたがたに告げます。わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、その百倍を受けない者はありません。
グロリア・コープランドは、2012年発行の著書「繁栄は神の御心」の中で次のように言っています。「10ドル献金すれば、1000ドル与えられます。1000ドル献金すれば、10000ドル与えられます。・・・つまりマルコ10:30は、実にうまい話を提供してくれているのです。」
このように繁栄の福音の教えが、偽りの動機に立脚していることは明らかです。繁栄の福音の教師たちは、もっと大きな見返りが得られるのだから捧げなさいと教えますが、イエスは逆に、見返りを期待せずに捧げるよう教えています。
「彼はデナリ二つを取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『介抱してあげてください。もっと費用がかかったら、私が帰りに払います。』」(ルカ10:35)
追記:マルコ10:30の意味
The Expositor’s Bible Commentary
The New Living Translation Study Bible
つづく
↓お帰りはこちら↓ ↓またはこちら↓