ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

イエスを肯定する証拠は聖書のほかにも存在するのだろうか?


 
 コールド・ケイス・クリスチャニティー(未解決事件であるキリスト教)というサイトは、イエス・キリストにまつわる古代の非キリスト者による文献を集めています。
 
 異なる時代の異なる人種や地域の執筆者たちが記した文献ですが、総合すると福音書とほぼ同じ内容になり、福音書に記されていることが真実であることが浮き彫りになります。
 
 一部を訳ましたので、よろしければ読んでみてください。

 

サラスThallus(紀元52年) 
サラスは、イエスに関する最も古い世俗文書を書いた人物で、余りにも古いため、サラス直筆の文書は現存しない。しかし紀元221年頃にユリアス・アフリカヌスという人物が、イエスの十字架刑の際に起きた暗黒現象に関するサラスの文書を引用している。
 
とても恐ろしい暗黒が全世界を襲った。地震で岩が裂け、ユダヤパレスチナ南部)の多くの箇所と、その他の地域が激しく揺れた。サラスは、自身が書いた三番目の歴史書の中でこの暗黒現象を日食と呼んでいるが、私にはわけがわからない。」
                 (ユリアス・アフリカヌスの記録書、181より)
 
 
サラスの記録文書が見つかれば、イエスの十字架刑についてさらに詳しい確認が取れるはずだ。しかし上記の文書から次のような結論を出せる。エスは存在していた。イエスは十字架刑に処せられ、その際に地震と暗黒現象が起きた
 
 
タキトゥス(紀元56120年)
コーネリウス・タキトゥスは、歴史文書の分析と研究で知られており、現在でも古代の歴史家の中で、もっとも信頼されている人物である。タキトゥスは、皇帝ウェスパシアヌス時代の州議員で、アジアの地方総督でもあった。タキトゥスは紀元116年の年代記の中で、皇帝ネロがローマの大火をクリスチャンのせいにしたことについて記している。
 
その知らせに対する最終的な措置として、ネロは罪の意識にふたをし、自分たちが忌み嫌っていたクリスチャンと呼ばれる階層に対して、もっとも強烈な拷問を加えた。クリスチャンという呼び名はクリストス(キリストのこと)に由来しているが、このクリストスはタイベリアスの治世において、行政長官のひとりであるポンテオ・ピラトの手によって極刑に処せられた。そして非常に有害な迷信が、まずはじめにユダヤで広まり、世界中の至る所で物議を醸して有名になった。恐ろしくて恥ずべき様々な事柄が、ローマまでも巻き込んでいった。」
 
この文献の中でタキトゥスは、聖書に書かれている事柄が歴史的事実であることを、確かなものとしている。エスが存在していたこと、ポンテオ・ピラトのもとで十字架刑に処せられたこと、イエスには従者たちがおり、キリストへの信仰のゆえに迫害されたことである
                                (抄訳終わり)
 
 
 このような調子で多くの文献が取り上げられており、最終的に次のような結論にまとめられています。
 
 
エスパレスチナで生まれ、生活していた。彼は処女から生まれたと考えられており、地上の父親は大工だった。イエスは、悔い改めと信仰によってすべての従者は兄弟姉妹になる、と教えていた。
 
エスユダヤ人たちを(ユダヤ教の)信仰から離れさせていた。彼は賢者で、自分が神でありメシヤだと主張していた。
 
エスは類稀なる魔術の力を持っており、奇跡的なわざを行った。彼は足萎えを癒やし、未来を正確に予告した。彼は自らが語った言葉のゆえにユダヤ人から迫害され、イスカリオト・ユダによって売り渡された。
 
エスは鞭で打たれ、酢を飲むように強要され、いばらの冠をかむらされた。彼は過ぎ越しの晩に、十字架に架けられた。その十字架刑は、タイベリアスの治世にポンテオ・ピラトの指示のもとで起こった。
 
エスの十字架刑の当日、空が暗くなり、地震が起きた。その後イエスは墓に埋葬されたが、その墓は後に空になっていた。イエスは墓から蘇って弟子たちに姿を現し、自分の傷を彼らに見せた。
 
その後、その弟子たちは、イエスが蘇り、天に上げられたと他の者たちに伝えた。イエスの弟子と従者たちは、高貴な倫理規定を遵守した。その中の一人はマタイという名であった。
 
弟子たちも信仰のゆえに迫害され、主張を変えなかったために殉教した。彼らはイエスの死後も定期的に集り、イエスを礼拝していた。
                                (抄訳終わり)
 


これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである
                                ヨハネ20:31

 
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