実践不可能な教え

この教えは実践不可能です。この教えを信じること、また教えることはできますが、これに従って歩むことはできません。この教えの通りに生きているという人と出会いたいものです。今、今朝起こったことを思い出していただいてもいいでしょうか。
　
目が覚めたあなたは、床から起き上がるかもう少しうたた寝するか考えました。横になりながらどうするかを考えたかもしれません。次にあなたは、床のどちら側から起き上がろうかと考えました。

次に、床を抜け出したあと、一番初めに何をするかを考えました。洗面所に行って歯を磨くことだったかもしれません。あるいは、シャワーを浴びるか、お風呂に入ることだったかもしれません。あるいは、別室に行ってディボーションをすることだったかもしれません。とにかくあなたは、何らかの決断をしたのです。もしシャワーを浴びたとすると、髪を洗うかどうか、あるいはひげを剃るかどうかを考えました。そして体のどちら側から洗い始めるかを決めたはずです。

それから服を着る決断をしました。服を着るとき、何を着るかを決めました。次に、どちら側の靴下を先に履くかを決めました。もし靴下を履くことを選んだ場合はですが。それからどの靴を履くかを決め、その靴を履くとき、どちら側から先に履くかを決めました。

そのあと、朝食を食べるかどうかを考えました。もし食べたのであれば、どこで食べるか、何を食べるか、それをどうやって料理するかを考えたはずです。外食したのであれば、どの店に行くかを考え、どの席に座るかを選び、何を注文するかを決め、どういうふうに注文するかを考えたはずです。ウエイターあるいはウエイトレスに、チップをいくら出すかも。


●ポイント：今朝あなたが決断したことは、数え切れないくらいあった

さて、今私が枚挙した決断に関して、みなさんのうち誰も、いちいち主に御心示してくださるよう求めた人は誰もいないはずです。「フランク兄弟。実は、今あなたがおっしゃった決断に関して、主は一つひとつの決断を導いてくださいました。御霊がすべての決断に関して、どれを選ぶかを導いてくださったのです」と言う人がいるなら、その方にアドバイスします。

頭の検査をしたほうがいいですね。なぜなら、ねじが曲がっているからです。あるいは、嘘をついてしまう癖があるのかもしれません。つまり私が言いたいことは、この教えは実践不可能ということです。



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