ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

「なだめの供え物」の範囲 その2

「なだめの供え物」の範囲 その2

●ヘブル2:17
「主はすべての点で兄弟たちとと同じようにならなければなりませんでした。それは民の罪のために、なだめがなされるためなのです。」

今回はこの箇所から、イエスによる「なだめ」が誰のためであったかを学びましょう。

上記の聖句の中に「民」とありますが、原文で見ますと「民」に当たる単語の前に定冠詞(その、あの、この)が付いています。つまり特定の「民」を指しています。では、その「民」とは文脈中でそのような表現で表れているのでしょうか。

「わたしの兄弟たち」(12節)

「神がわたしに賜った子たち」(13節)

「子たち」(14節)

「奴隷となっていた人々」(15節)

アブラハムの子孫」(16節)

「兄弟たち」(17節前半) 

つまり信者であり、選ばれた人々のことです。ですからこの箇所でも、キリストの「なだめ」は信者あるいは選ばれた人々のためであり、全人類のためではなかったことがわかります。

次回は、Ⅰヨハネの聖句を見ます。