使徒や預言者を教会のリーダーにすべきか? その3
●疑問3
エペソ2:20
エペソ3:6
●検証3
エペソ3章に書かれているとおり、「キリストの奥義」という啓示がキリストから発せられ、初代教会の使徒や預言者たちに示された。そして彼らがその真理を語り、それを信じたイスラエル人や異邦人たちが公同の教会となった。
現代の場合、「キリストの奥義」はすでに聖書の一部となっており、私たちはそれを聞いたり読んだりしてそれを信じるに至り、公同の教会につらなったのである。
●結論3
エペソ2:20の「使徒と預言者の土台の上に建てられる」とは、初代教会時代の使徒や預言者の働きが、建築に喩えれば土台に当たる重要な役割であったという意味であって、使徒や預言者を地域教会のリーダーにすべきという意味ではない。
●まとめ
この箇所の意味は、「公同の教会は初代教会時代の使徒や預言者を通して語られた真理に基づいて生まれたもので、初代の使徒と預言は建築における土台のような役割を果たした。そしてキリストがその真理の源泉であり、公同の教会の信仰の対象である」という意味である。
私たちは誤った教えを鵜呑みにして無関係な人たちを地域教会の指導者にしたり、神が導いてもいない人たちの”霊的権威”とやらに振り回されることがないよう、注意すべきである。
おわり