どうしてウザは死んだのか？ ～現代のウザにならないために～その３
その１と２では、神の聖さと教えの大切さを学びました。この記事では、現代のウザとも言える人物の事例を見ます。
●ウイリアム・ブラナム
彼は当初、しるしと不思議を行う伝道者でした。しかしその後、異端的な啓示を語るニセ預言者になってしまい、最後は神に打たれて死ぬことになります。
まずは、霊的に危険な人物がどういう雰囲気を持っているかを捉えましょう。
ブラナム：
私はケンタッキーの小さな家で生まれました。両親は宗教的ではありませんでしたが、私が生まれたその朝、光が家の中に入って来て、私の上に留まったそうです。この光は、生涯、私についてきました。
最近、自分の写真を取ってもらったのですが、そこにその光が写っていました。みなさんもこの写真を目にしたことがあると思います。この光が超自然的な存在であることは、科学的に証明されました。私が思うに、この光はエジプトからパレスチナまでイスラエルの民についてきたのと同じ御使いです。それは契約の天使であり、イエス・キリスト以外の何者でもありません。（中略）
4：20
9月のある素晴らしい日の午後、私は水を汲むために井戸に行きました。その帰り道、井戸と自宅の途中で、木の上につむじ風がとどまっているのが見えました。私が立ち止まって様子を見ると、声が聞こえてきました。「喫煙したり、飲酒したり、肉体をけがしてはならない。大人になったときに、やるべき仕事があるからだ。」私は恐ろしくなり、急いで家に帰りました。するとそのときから、幻が見えるようになりました。人々の人生の問題や、その人がやらなければならない事柄、人々が陥っている状況が見えるようになったのです。
37歳のある晩、私は部屋で祈っていました。顔を上げると、床に光の輝きが反射していました。いつもの光が来ていることに気づきました。光は上のほうから輝いていました。見上げると火の柱が宙に浮いていました。そしてその輝きが床に反射していました。そのとき誰かが部屋に入って来ました。人間の姿をしていました。80キロくらいの体格で、黒髪が肩まで垂れ、面長の顔つきをしていました。私は怖くなりましたが、「恐れるな」と言われました。いつも語り掛けてきていた声でしたが、人の姿を見たのははじめてでした。「わたしは神の御前から使わされてきた。あなたは病人のために祈りなさい。大きなしるしと不思議が伴います。あなたは王や諸侯のために祈るようになります。」私は貧乏で教育も受けていないので、そんな仕事はできないと思いました。すると光は、モーセと同じように２つのしるしを与えると言いました。一つは病人への祈りと奇蹟、もう一つは、人々の心の秘密を示すことだと。・・・・
●ウイリアム・ブラナムの異端的教え
①永遠の地獄を否定
1957年以前、ブラナムは地獄での処罰は永遠だと教えていましたが、1957年以降、地獄は永遠ではないと教えるようになりました。
1960年、ブラナムはこの地獄に関する教えは、「終わりの時代」に神が啓示する奥義のひとつとして聖霊が啓示たものだ、と述べました。
②ワンネス・ペンテコスタリズム
働きの初期においては、ブラナムは三位一体を認めていましたが、1960年以降、公にワンネス（イエスだけが神という主張）をするようになりました。
③「蛇の子孫」論
ブラナムは、エバが蛇と性交渉を持った結果、カインが生まれたと教えました。そのれゆえ、すべての女性が潜在的に悪魔の種を宿していると主張しました。カインの子孫はこんにち、上層教育を受けた人や科学者に変装しており、彼らは宗教的私生児だと主張しました。
④終末預言
ブラナムは、1977年までに次の２つが起こると予告しました。
１）アメリカにおけるローマ・カトリック教会の台頭、２）アメリカ合衆国の滅亡
●聖書の十全性
このブログの「聖書の十全性」の記事（注）でも述べたとおり、聖書は完結している啓示です。
啓示の内容を変更（つけ足したり、差し引いたり）すると、裁きを招くと黙示録に書かれています。
聖書の十全性について更に知りたい方は、以下のＵＲＬへ移動してください。
注・・・「聖書の十全性」 http://blogs.yahoo.co.jp/psalm8934/archive/2015/8/4
つづく
