「私はキリストにつく」の意味 1コリント1:12の考察 その4
この記事では、独りよがりの信仰に陥らないための方法を紹介します。
●私的解釈
それには何よりも次のことを知っていなければいけません。すなわち、聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。(第二ペテロ1:20)
この言葉の大事なところは、「私的解釈を施してはならない」という部分です。
「私的」の部分はイディオスという言葉で、
「自分独自の」「自分自身に属する」という意味の形容詞です。
「解釈」は、エピルシスという言葉で「ひも解く」というのが原義です。
「施す」と訳されている部分は、「~になる」という意味の動詞です。
直訳すると、「自分独自の解釈になってはいけない」ということになります。
ですからカリスマ・ペンテコステ派で横行している聖書箇所の曲解は、
この御言葉の真逆をいっていて、
文字通り、自分独自の解釈になってしまっているわけです。
まるで聖句の意味が何通りもあるかのような状況です。
しかし実際は、真理はひとつしかありません。
1+1=2
これ以外の答えはありません。
私的解釈をしてはならず、しかも聖句の意味がひとつだけなら、
そのひとつだけしかない意味を、どのようにして捉えればいいのでしょうか。
●端末があればできる方法
ここでは、牧師がやるような難しい聖書研究の仕方ではなく、
端末さえあれば、誰でもできる方法を書こうと思います。
すでに多くの人が実践していることかもしれませんが、念のため。
①聖書箇所の意味を知りたいとき
聖書箇所をGoogleに入力する
大抵、誰かがその個所の意味を説明するウエブを公開しているので、
複数のウエブを開けば意味はわかるはずです。
②聖句の箇所がわからないとき
Googleを開いて覚えている範囲でキーワードを入力する
たとえば、ヨハネ14:6を見つけたいとします。
道、真理、いのちを入力してググれば、
ヨハネ14:6を引用しているウエブが出てくるので、
ヨハネ14:6であることがわかります。
③聖書や信仰に関する疑問の答えを知りたいとき
A.その疑問をGoogleに入力する
このサイトに行き、検索欄に質問を入力する
C.中川健一先生に聞く
「聖書入門ドット・コム」http://seishonyumon.com/question/
①日本人の聖書教師では屈指のハイレベル
②神学的にもバランスが取れている
特にローマ書のビデオはいいですよ。
カリスマ・ペンテコステ派の教会では絶対聞けない教えを聞きたい人は、
以下のビデオだけだけでも聞きましょう。
●反面教師
以下は「天が地に侵入するとき」の10章から抜粋したものです。
Someone once brought a book to my office that was critical of the revival that started in Toronto in January of 1994. I refused to read it and threw it away. (原本P110より抜粋)
私たちは逆の意味で、ビル・ジョンソンの姿勢から学んでいきましょう。