ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

安全保障とクリスチャン  その1


この記事を書いている128日現在、ヤフーニュースには「北、長距離ミサイル発射準備か」という記事が上がりました。
 
 このような状況下で日本のクリスチャンが考えなければならない問題の一つは、日米安保条約憲法第九条を、信仰者としてどう理解するかということではないでしょうか。
 
 巷では夏の参議院選挙の争点の一つは、昨年の国会で承認された安保関連法を廃止することだと言われています。
 
 
●二国間条約は聖書的か?
 
 日米安保条約は二国間条約です。そもそも二国間条約という概念は、聖書的なのでしょうか? まずは、この点から確認したいと思います。
 

参考サイト:Joshua 9 And The Biblical Standard For Treaties
 

 ヨシュア記9章を見ると、イスラエルはヒビ人と「盟約」を結んでいます。15節には、こうあります。
 
ヨシュアが彼らと和を講じ、彼らを生かしてやるとの盟約を結んだとき、会衆の上に立つ族長たちは、彼らに誓った。
 

 これはヒビ人とイスラエルの間で結ばれた二国間条約、あるいは二国間同盟です。そして10章では、この条約が実際に発効します。
 
ギブオンの人々は、ギルガルの陣営のヨシュアのところに使いをやって言った。「あなたのしもべどもからあなたの手を引かないで、早く、私たちのところに上って来て私たちを救い、助けてください。山地に住むエモリ人の王たちがみな集まって、私たちに向かっているからです。ヨシュア106
 
そこでヨシュアは、すべての戦う民と、すべての勇士たちとを率いて、ギルガルから上って行ったヨシュア107
 
 
 この条約はヒビ人の嘘にだまされて結んだ条約でしたが、8節を見ると、主がこの条約を認めており、ヨシュアに対して勝利の約束を告げるとともに、イスラエル軍に激励の言葉を語っています。
 
主はヨシュアに仰せられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ。彼らのうち、ひとりとしてあなたの前に立ち向かうことのできる者はいない。
 

 そればかりか、10節では主ご自身がイスラエル軍に加勢しています。
 
主が彼らをイスラエルの前でかき乱したので、イスラエルはギブオンで彼らを激しく打ち殺し、ベテ・ホロンの上り坂を通って彼らを追い、アゼカとマケダまで行って彼らを打った。 
 

 このように二国間条約は聖書的です。
 
 そもそも聖書の神は契約の神です。創世記9章のノア契約にはじまり、アブラハム契約、モーセ契約(シナイ山の律法授与)、ダビデ契約とつづき、新約聖書ではイエス・キリストによる「新しい契約」が、私たち異邦人信者とも結ばれています。

 主は国家間で協力し、同盟国の安全を保障することを是認しておられます。私たちはこの点をしっかりと理解し、この土台に立って日本の安全保障を考えていく必要があります。 
 
 つづく
 
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