ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

これだけ違う「聖霊のバプテスマ」と「御霊によるバプテスマ」


 
RT・ケンドール著「ホーリー・ファイヤーを参考にし、「聖霊バプテスマ」と「御霊によるバプテスマ」の特徴や違いについてまとめました。
 

 
聖霊バプテスマの聖書箇所
 
使徒24
みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。
 
使徒8:17
ふたりが彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
 
使徒10:44
ペテロがなおもこれらのことばを話し続けているとき、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。

*上記の箇所が聖霊バプテスマであることは、次のペテロの言葉でわかる。

使徒11:16
私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみことばを思い起こしました。
 
使徒196
パウロが彼らの上に手を置いたとき、聖霊が彼らに臨まれ、彼らは異言を語ったり、預言をしたりした。
 
 

聖霊バプテスマの特徴
 
 ①可視的体験
 聖霊バプテスマは、自分にも、見ている者にも意識できる体験である
 
 ②聖霊の賜物の現れ
 聖霊バプテスマは、異言、預言などの聖霊の賜物の現れにつながる
 
 ③普遍的ではない
 この後に述べる御霊によるバプテスマはクリスチャン全員に起こるものだが、上記の使徒の働きの箇所からわかるとおり、聖霊バプテスマ必ずしもすべてのクリスチャンに起こるとは限らない

 
 
●御霊によるバプテスマの聖書個所
 
第一コリント1213
私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです
 
 

●御霊によるバプテスマの特徴
 
 ①救いと同じ
 御霊によるバプテスマは、救いと同じことを違う観点から述べているもの
 
 ②普遍的特徴
 上記との関連から、御霊によるバプテスマはすべてのクリスチャンに起こるもの(ローマ89参照)
 
 ③一体化
 「一つの」という表現が繰り返されており、「一体化」が強調されている
 
 ④意識に昇らない(不可視的・無感覚)
 御霊によるバプテスマは不可視的かつ無感覚であるため、いつ受けたのかが意識に昇らない
 
 ⑤出来事
 御霊によるバプテスマは、体験というよりは出来事である
 

 
●結論
 これらの違いにより、「聖霊バプテスマ」と「御霊によるバプテスマ」が同じものだという福音派保守の主張には無理があります。
 
                    (ホーリー・ファイヤーP128~P133参照)
 
 
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