ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

主の御顔を仰ぎ見る 詩篇11篇


 
 ダビデのように、いかなるときも主を仰ぎ見る信仰が欲しい!
 

詩篇11:1~23
主に私は身を避ける。どうして、あなたたちは私のたましいに言うのか。
「鳥のように、おまえたちの山に飛んで行け。それ、見よ。悪者どもが弓を張り、弦に矢をつがえ、暗やみで心の直ぐな人を射ぬこうとしている。
 
 
 聖書注解者のデイビッド・ガジックによると、
 
 ダビデが「あなたたち」と呼んでいる人々は、
 
 サウル王に追われていた時代の、ダビデの友人たちであろうとのことです。
 
 友人たちは善意で、しかし恐れから助言をし、
 
 鳥のように逃げるよう、ダビデに奨めています。 
 
 しかしダビデは、「主に私は身を避ける」と宣言しました。
 

 人の言葉は、時として主から逸らそうとします。
 
 状況を分析して、人間的な常識に寄り頼ませます。
 
 もしその助言が恐れから来ているものなら、
 
 そういう助言には注意しなければなりません。
 
 
3節
 
 3節は聖書によって、訳し方が違っています。 
 
新改訳11:3
拠り所がこわされたら正しい者に何ができようか。」
 
 
新共同訳11:3 
世の秩序が覆っているのに主に従う人に何ができようか」と
 
 
 どちらの訳文も、何を言っているのか釈然としません。
 
 調べてみたところ、エリコットという注解者が詳しく解説していました。
 
 
 七十人訳ラテン語訳聖書は、こう訳している。
 
あなたが確立したものを、彼らが破壊してしまったからには、正しい者は何を成し遂げたというのか?
 
 ヘブル語の語順を見ると、この訳が有力なように思える。しかしヘブル語に少々修正を加えると、ずっと優れた意味が生まれてくる。
 
土台が崩されてしまうなら、土台の上の建物はどうなるだろうか?
 
                                (引用終わり)

 3節の意味がどうであるにせよ、
 
 友人たちは常識的なことを述べて、ダビデを脅かしているようです。
 
 しかしダビデは、そのような助言は妥協だと考えます。
 
 
●4節
 
11:4~7
主は、その聖座が宮にあり、主は、その王座が天にある。その目は見通し、そのまぶたは、人の子らを調べる
主は正しい者と悪者を調べる。そのみこころは、暴虐を好む者を憎む。
主は、悪者の上に網を張る。火と硫黄。燃える風が彼らの杯への分け前となろう。
主は正しく、正義を愛される。直ぐな人は、御顔を仰ぎ見る。
 
 
 4節は並行法が使われており、「宮」と「天」が並列しています。
 
 どちらも主の臨在の場所を象徴しており、
 
 ダビデの心は、人の言葉ではなく主に向いていることがわかります。
 
 そして、主は人の仕業をすべてを見通しており、正しい裁きをなさるので、
 
 主に信頼するのが一番だという結論に達します。
 
 それは、「直ぐな人は、御顔を仰ぎ見る」という言葉でわかります。
 
 
 NETバイブルの注釈によると、
 
 御顔を仰ぎ見る人は、主の好意を体験することになる
 
 と書かれています。
 
 読者の皆さんが主の御顔を仰ぎ見、主の好意を体験されますように!
 
 
感想
 
 私は一番最後の、
 
直ぐな人は、御顔を仰ぎ見る」という結論にインパクトを感じました。
 
 差し迫った状況に置かれている兄弟姉妹にとって、
 
 主の御顔を仰ぎ見ること以上に、なすべきことがあるでしょうか!
 
 
 今日の午後は、聖霊の与える言葉によってひたすら祈りました。
 
 主がみなさんに、御顔を仰ぎ見させてくださいますように!


わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのですヨハネ16:33
 
 
 
 
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