イエスによる十戒の適用 マタイ5:28
マタイ5:28
しかし、わたしはあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。
すべての人 見ている 女/妻 ~するために エピスメオー 彼女を
既に モイヘウオーした 彼女と その人の心の中で
この箇所のプロスの用法は「of an intended end or purpose/意図された目的」
というセクションに含まれています。
ですから、日本語の聖書でプロスを訳出しているものはありませんが、
目的を示す語としてプロスを訳出すべきであることは確かです。
直訳は以下のようになります。
「その女に情欲を抱く目的をもって女を見ているすべての人は、
その人の心の中で既に彼女と姦淫を犯したのです」
イエスさまは「すべての人」という表現を使っているので、
同性であっても、この聖句の対象になります。
●十戒との関連
姦淫してはならない。
あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。
エピスメオーの意味は、
「慕い求める、むさぼる、~に情欲する、熱望する」などです。
第十戒の中では「妻」と訳されています。
●まとめ
ということは、他人のものをエピスメオーしながらそれを見るなら、
心の中ではすでに第十戒を破っており、罪を犯していることになります。
なんとハイレベルな基準でしょうか!
これでは罪を犯さずにいられるクリスチャンは、誰一人としていないでしょう。
十字架の贖いを感謝します。