ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

兄弟と仲直りしなさい マタイ5章

5章は長い章であるため色々なことが書かれていますが、 文法的に興味深い箇所について書くことにしました。 マタイ5:24 供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出て行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささ…

自然の賜物と普遍的贖罪

ヤコブ1:17 すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。 マタイ5:45 天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。 使徒14:17 とは…

一般恩寵とキリストの十字架

多目的贖罪論は、普遍的贖罪がなされた目的の一つとして、 一般恩寵の付与を挙げています。 一般恩寵とは、自然の恵み、人間の罪の抑制、神の裁きの延期などを言います。 創世記8:20~22 ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよ…

霊的荒野 マタイ4章

マタイ4:1 さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。 新改訳では「イエスは…上って行かれた」と訳されていますが、 原文を直訳するとこうなります。 そのときイエスは、御霊の下で荒野に導かれた。悪魔の下で試みられ…

聖霊と火とのバプテスマ マタイ3章

いわゆる「聖霊のバプテスマ」の概念をいったん脇に置いてこの箇所を解釈すると、 譬え話の本来の意味が見えてきます。 ●まむしのすえたち マタイ3:7 しかし、パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けに来るのを見たとき、ヨハネは彼らに言った。「…

付加的断罪

神が普遍的贖罪を行なった第2の理由として、「付加的断罪」があります。 付加的断罪とは、 充当な方法で福音を聞いたにもかかわらず神の愛と救いを拒む人を、 終末の裁きにおいて、より厳しく断罪することを言います。 例えば2ペテロ2章や1ヨハネ2章で…

東方の三賢者 マタイ2章

マタイ2:1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。 ここに書かれている「博士」/マゴスとは、 ギリシャ語辞典によると「古代ペルシアのゾロアスター司祭職の…

普遍的贖罪の必要性 その2

マルコ16:15 それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」 マルコの福音書の大宣教命令は、 「すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい」と命じています。 すべての人の罪が贖われている…

聖霊によってゲナオーされる マタイ1章

久しぶりに聖書ギリシャ語の記事です。 マタイ1:2 アブラハムにイサクが生まれ、イサクにヤコブが生まれ、ヤコブにユダとその兄弟たちが生まれ…エッサイにダビデ王が生まれた。 新改訳で「…が生まれた」と訳されているのはゲナオーというギリシャ語です。 こ…