ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

ビル・ジョンソン イエスを罪人扱い その1

 クロスワイズというブログを読んでいたところ、

 ビル・ジョンソンが「イエスは新生した」と教えているという記事がありました。

 彼の説教ビデオをレビューしたものです。

 
 クリスチャンの方ならおわかりだと思いますが、

 「新生する」というのは、罪深い人間が救われることを言います。
 
 
 これが事実なら、ビル・ジョンソンはイエス・キリストを罪人扱いしていることになります。
 
 それを確かめるべく、私もそのビデオを見てみることにしました。
 
 
YouTube:「ビル・ジョンソン にせ教師」https://www.youtube.com/watch?v=UzAwFYKe3h0
 
*ビル・ジョンソンの発言は、クロスワイズからの引用に、ダビデ自身が聞き取ったものを加えました。
 
340
“…Did you know that Jesus was born again? I asked… the first service and they said, No.” But I will show it. Its in the Bible. Jesus was born again. He had to be. He became sin. 
 
エスが新生したことを知っていましたか?私は第一礼拝でも聞いてみましたが、答えは「いいえ」でした。でもお見せします。聖書に書いてあるのです。イエスは新生しました。彼は(新生)しなければなりませんでした。彼は罪となったからです。
 
In Hebrews 1 it says this, “For to which of the angels did he ever say, ‘You are my son. Today I have begotten you’?” And Acts 13 explains that: “God has fulfilled this for us, their children, in that he has raised up Jesus. As it is also written in the second Psalm: ‘You are my Son, Today I have begotten You.’ And that He raised Him from the dead, no more to return to corruption.”  He was born through Mary the first time and through the Resurrection the second time. He was ‘born again.’”
 
へブル書1章にこうあります。「神は、かつてどの御使いに向かって、こう言われたでしょう。『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ」(15)。そして使徒13章はこう述べています。「神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。』と書いてあるとおりです神がイエスを死者の中からよみがえらせて、もはや朽ちることのない方とされた」(133334)。彼(イエス)は最初はマリアから生まれ、二度目は復活によって生まれました。彼はボーン・アゲン(新生)したのです。
 
引用サイト:クロスワイズ~真理の中を歩む~
 
 
●検証
エスは新生しました。彼は(新生)しなければなりませんでした。彼は罪となったからです。
 
 まずは、この部分を検証しましょう。
 
 ビル・ジョンソンは、イエスに新生が必要だった理由として、イエスが罪になったからだと言っています。
 
 これは第二コリント521の「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました」を根拠にしています。
 
 ではこの聖句は、イエスが私たちと同じように罪人になったことを意味しているのでしょうか。
 
 
私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです」(へブル415
 
キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした」(第一ペテロ222
 
 これらの聖句が言うように、イエスは罪は犯したことがありませんでした。
 
 ですから第二コリントで「罪とされた」と言っているのは、イエスが罪人になったとか、罪を犯したという意味ではありません。
 

 神が私たちの罪をキリストに負わせた(転嫁した、という意味です。


 イザヤが次のように言っているとおりです。 
 
彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた」(イザヤ535、第一ペテロ224
 
 
 罪人が罪人のために十字架にかかっても、贖いはできません。

 イエスには罪がなく、神の前に義しかったからこそ、贖い主になれたのです。
 
 
正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。それは、肉においてはは死に渡され、霊においては生かされて、私たちを神のみもとに導くためでした」(第一ペテロ318
 
 
●まとめ
 
 このようにビル・ジョンソンは、イエスを罪人扱いしました。
 
 イエスを罪人扱いすることは、十字架の贖いをも否定することです。
 
 
 彼はエスの神性を否定した上で、

 エスは、聖書の中でもっとも標準的なクリスチャンです」と言っています。
 
 
 そしてこの説教では、エスを罪人扱いしているのです。
 
 イエスは罪となったから、新生する必要があったと。
 
 
 私は、ビル・ジョンソンを信奉している方々に問いたい。
 
 これでもまだ、彼を信奉しますか?
 
 彼の神学は完全に異端です!

 
 もしあなたが彼を信奉する牧師であるなら、
 
 あなたはご自分の会衆に同じことを教えますか?
 
 「はい」と答えるなら、すぐにでも講壇を降るべきです(ヨハネ101)。
 
 
 つづく