イエスは女性の解放者
"It is better that the words of the Law should be burned than that they should be given to a woman" (jSot. 3.4; 19a).
「女たちに律法の言葉を教えるくらいなら、焼いてしまったほうがましだ。」
"If a man gives his daughter a knowledge of the Law, it is as though he taught her lechery" (bSot. 4.3).
「男が自分の娘に律法の知識を与えることは、娘に淫行を教えるようなものだ。」
●イエスは女性の解放者
上記のことを念頭において次の箇所を見るなら、イエスが極めてラディカルに女性を尊重していたことがわかります。
ルカ10:41~42
「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」
ここでイエスは、昔のラビたちと正反対のことを語っています。
「彼女からそれを取り上げてはいけません。」
ところが、話はこれで終わりません。
39節を見ると驚くべき事実がわかります。
「彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。」
ラビが教えを説いているときに「足もとにすわって聞く」というのは、弟子としてまなぶことを意味していました。
イエスは、そのようなマリヤの姿勢を歓迎したのです!
バイブル・バックグラウンド・コメンタリーには、次のように書かれています。
食事をする際、人々は通常、椅子に座るか、カウチに寄りかかって寝そべっていた。しかし弟子たちは教師の足もとに座っていた。
熱心な弟子たちは教師になる準備をしていたが、その役割は女性には許可されていなかった。
注目に値する例外として、2世紀のラビの娘の実例がある。彼女の父親は学びを積んだラビで、彼女は別の学びを積んだラビと結婚していたが、ほとんどのラビたちは彼女の意見を聞こうとしなかった。
●まとめ
イエスさまはいろいろな領域でラディカルな姿勢をとっていましたが、女性の自由に関しても極めてラディカルであることがわかります。
特にイエスさまは、女性が御言葉を学ぶことを驚きのレベルで歓迎されました。
教会や家庭において、女性が御言葉を学べる機会が増えるといいですね。
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