ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】320語で新約聖書の80%をカバー

 
 ギリシャ語の学びの中で、励みになったことをお伝えします。
 
 ギリシャ語文法のテキストの著者が言うには、ギリシャ語の単語を319覚えるだけで、新約聖書79.92を理解できるそうです。
 
 もちろん語形変化や動詞の活用なども覚える必要はありますが、320語知っていれば新約聖書80%を原語で理解できる、というのは朗報ではないでしょうか!
 
 ある講師が言うには、翻訳された聖書を読むのと原語で読むことの違いは、テレビをモノクロで見るのとフルカラーで見ることの違いに例えられるそうです。
 
 
●事例
 
 たとえば、マルコ6章の五千人の給食ですが・・・
 
するとイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて祝福を求め、パンを裂き、人々に配るように弟子たちに与えられた。また、二匹の魚もみなに分けられた。(6:41)
 
 
 原典でこの部分を見ますと、与えるという意味のディドミーが未完了過去形で使われています。
 
 動詞の未完了繰り返し行われ動作を表現するときに使ます。それの過去形がこの箇所に使われています。
 
 このことから、イエスは裂いたパン繰り返し弟子たちに与えていた、ということが読み取れます
 
 ただ一度だけ手渡したのではなく、その動作を何度も繰り返したです。
 
 
 言い換えるとパンはイエスの手の中で増えていということになります。
 
 
 実際、新米標準訳(NASB)で
 
He blessed the food and broke the loaves and He kept giving them to the disciples・・・
 
エスは弟子たちにパンを与えつづけたと訳されています。
 

●おわりに
 
 些細なことかもしれませんが、こういうことがわかると、聖書を読む楽しみが増えるのではないでしょうか。
 
 ギリシャ語文法のテキスト第4章には、26ギリシャ語の単語が出てきます。
 
 この26単語を覚えるだけも、新約聖書11%を理解できます。
 
 英語よりもずっと楽だし、実利もあると思いませんか?
 
 語学が得意の方は、聖書ギリシャ語に挑戦してみてはいかがでしょうか。
 

 この26単語は、以下のビデオの16:30~で学べます(英語)。
 


 
  ↓応援ありがとうございます↓