ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】「無知でいてほしくありません」 1コリント12:1


 
新改訳聖書をお使いの方には、新鮮に感じていただけるかもしれません。
 
 
無知でいてほしくない
 
1コリント121
御霊の賜物についてですが、私はあなたがたに、ぜひ次のことを知っていていただきたいのです
 
 
 上記は新改訳聖書の訳です。
 
 間違いではありませんが、私としては直訳のほうがインパクトがあると思いました。
 
 この箇所には、「無知でいるという意味の言葉が使われており、
 
 パウロはそれを否定している形です
 
 
原文
ペリ    デ   トーン  プニュマティコーン  アデルホイ  
~について さて  定冠詞  御霊に関する事柄   兄弟たち
 
オウ  セロー    フマス    アグノメイン
~ない 私は望む  あなたがたに  無知でいる
 
 

ポイント

御霊に関する事柄について」が文頭に来ていることから、

 パウロが御霊の現れというテーマを強調しているとがわかります
 
②「セロー」という言葉は、意志に関する言葉です。

 私たちが無知でいることはパウロの意志に反する、ということが述べられています。
 
 

私訳
さて御霊に関する事柄についてですが、兄弟たち、私はあなたがたが無知でいることを望みません
 
 

●まとめ
 
 パウロは、御霊の働きについて無知でいてほしくない、と言っています。

「ぜひ知っていていただきたい」という訳も悪くはありませんが、

「無知」という言葉を使ったほうが、パウロの願いがはっきりするように思います。


 日本語の聖書の中で、原文の意味を一番よく汲み取っていると思われるのは、岩波翻訳委員会訳です。
 
 
岩波翻訳委員会訳
さて、霊の賜物についてであるが、兄弟たちよ、私はあなたがたが〔それについて〕無知でいてほしくない
 

 
もし御霊の働きや霊の賜物について、
 
「そういえば、よくわからないなぁ~」
 
という方がおられましたら、これを機にぜひご一考くださいませ。
 
 

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