ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】「血によって」=「血統によって」ヨハネ1:13


 
今日のギリシャ語の学びからです。
 

血によって=血統によって
 
ヨハネ113
この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
 
 
 この聖句の「血によって」の部分を原文で見ると、次のようになっています。
 
 エク   ハイマトン
 ~から  血(複数形) 
 
 
 不可解なのは、「血」が複数形で書かれている点です。
 
 でも、この複数形にこそ、ヨハネが言いたいことのヒントがありました。
 

 講師のジョン・ムーアさんが、以下の動画の315~くらいから説明しています。
 

 
 長い話を簡単にお伝えすると、
 
 ヨハネが「血」の複数形によって云わんとしているのは、「血統のことです。
 
 由緒あるユダヤ人の血統(家系)に生まれたから、神の子どもになれるわけではない
 
 とヨハネは云いたいのです。
 
 
 イエスさまも同じようなことを言っています。←バプテスマのヨハネでしたm(__)m。
 
マタイ39
『われわれの先祖はアブラハムだ。』と心の中で言うような考えではいけません
 
 
 ユダヤ人たちは、アブラハムの子孫ということで、
 
 自分たちの血筋を誇りに思っていましたが、
 
 神の子どもになるには、「ただ、神によって生まれ」ることが必要です。
 
 
 岩波翻訳委員会訳は次のように訳しています。  
 
ヨハネ113
彼らは血〔統〕からでなく、肉〔なる人〕の意志からでもなく、人の意志からでもなく、
神から生まれたのである
 
 
 私たちは銘家の生まれかもしれないし、そうでないかもしれませんが、
 
「ただ、神によって生まれた」結果、クリスチャンとして歩んでいます。
 
 素晴らしい恵みですね。
 
 
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