【ミニ投稿】「血によって」=「血統によって」ヨハネ1:13
今日のギリシャ語の学びからです。
●血によって=血統によって
ヨハネ1:13
この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
この聖句の「血によって」の部分を原文で見ると、次のようになっています。
エク ハイマトン
~から 血(複数形)
不可解なのは、「血」が複数形で書かれている点です。
でも、この複数形にこそ、ヨハネが言いたいことのヒントがありました。
講師のジョン・ムーアさんが、以下の動画の3:15~くらいから説明しています。
長い話を簡単にお伝えすると、
とヨハネは云いたいのです。
マタイ3:9
『われわれの先祖はアブラハムだ。』と心の中で言うような考えではいけません。
自分たちの血筋を誇りに思っていましたが、
神の子どもになるには、「ただ、神によって生まれ」ることが必要です。
岩波翻訳委員会訳は次のように訳しています。
ヨハネ1:13
彼らは血〔統〕からでなく、肉〔なる人〕の意志からでもなく、人の意志からでもなく、
神から生まれたのである。
私たちは銘家の生まれかもしれないし、そうでないかもしれませんが、
「ただ、神によって生まれた」結果、クリスチャンとして歩んでいます。
素晴らしい恵みですね。
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