ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】クリスチャンにしかできない特殊技術 へブル12:28


 
 へブル12:28に関して、日本語の聖書に現れていない原文の意味をお伝えします
 
 
神に仕えること=礼拝
 
へブル12:28 
こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。こうして私たちは、慎みと恐れとをもって、神に喜ばれるように奉仕をすることができるのです。
 
 
 この箇所の後半は、原文では以下のようになっています。
 
 
エホメン   カリン、 
持ちましょう 感謝を 
 
ディ     ヘス    ラトゥルーオメン   エウアレストス  ト  セオス、
~をとおして 関係代名詞 仕えよう/礼拝しよう 喜ばれる仕方で 定冠詞  神
 
メタ    ユラベイアス カイ デウス
~とともに  慎み    と  畏敬の念
 
直訳
感謝を持ちましょう。感謝をとおして、喜ばれる仕方で神に仕え(礼拝し)ましょう
慎みと畏敬の念をもって(そうしましょう)。
 
 
要点

①関係代名詞ヘスは女性形なので、女性名詞である「カリン/感謝」を受けています。
 
 それゆえ著者は感謝をとおして神に仕えよう、礼拝しよう、と勧めています。
 

そうすることによって、神に「喜ばれ、受け入れられる」礼拝になると教えています。

  
ラトゥルーオーには礼拝する」という意味もあり、次の箇所に使われています。
 
ピリピ3:3 
神の御霊によって礼拝をし
 
へブル99
それらは礼拝する者の良心を完全にすることはできません
 
へブル10:2
礼拝する人々は、一度きよめられた者として、もはや罪を意識しなかったはずであり
 
 
 それゆえ塚本訳聖書は、こう訳しています。
 
塚本訳 
だからわたし達は(永遠に)揺り動かぬ国を授かったのだから、(神に)感謝しようではないか、それによって敬虔と畏怖とをもって、お気に入るように神を礼拝しようではないか。
 
 
クリスチャンの特殊技術
 
 加えて、ギリシャ語辞典によるとラトゥルーオーには、次のような意味があります。
 
latreúō (from latris, "someone hired to accomplish a technical task because qualified") – properly, to render technical, acceptable service because specifically qualified (equipped).
 
ラトゥルーオー:ラトゥリス資格があるので技術的な仕事を成し遂げるために雇われた者から派生した言葉。厳密には、特殊な資格を持っているので、技術的に受け入れられる奉仕をするという意味。
 
 
 つまりへブル書の著者は、
 
 クリスチャンには神に仕える資格がある
 
 奉仕と礼拝は、クリスチャンにしかできない特殊技術、と言っているのです!
 
 
ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんかへブル13:15 
 
 
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