【超短編】神から選ばれたことの意味 エペソ1：4

 

　神に選んでもらえた喜びを、ギリシャ語の観点から堪能したいと思います。

 

 

●「選ぶ」の意味

 

エペソ1:4 （新共同訳）

天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。

 

 

　この聖句に使われている、「選ぶ」という単語の意味を調べてみました。

 

eklégomai (from 1537 /ek, "out of" and 3004 /légō, "speaking to a conclusion") – properly, to select (choose) out of, by a highly deliberate choice (i.e. real heart-preference) with a definite outcome (as with the destination of divine selection for salvation).

 

エクレゴマイ：

 

「～から」を意味するエクと、「結論が出るまで語る」を意味するレゴーから成る言葉。

 

　厳密には、「～から選び出すこと」

 

「極めて意図的な選択による」（つまり、心からの好みによる選択）で

 

　確かな結果を伴う（救いのための神の選びという結末を伴う）

 

 

●ここにも使われている

 

もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。

 

しかし、あなたがたは世のものではなく、

 

かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。

 

それで世はあなたがたを憎むのです。ヨハネ15:19

 

 

●まとめ

　神は天地創造の前からみなさんを愛しておられ、

 

　極めて意図的に、心からの好みによる選択として、

　キリストにある救いという確かな結果に至らしめてくださいました。

　

　この恵みは、何度考えても不思議ですね。

　ただあり難いと思うばかりです。

　

 

神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び出してくださったのは、わたしたちの行いによるのではなく、御自身の計画と恵みによるのです。この恵みは、永遠の昔にキリスト・イエスにおいてわたしたちのために与えられ、今や、わたしたちの救い主キリスト・イエスの出現によって明らかにされたものです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２テモテ1：9～10（新共同訳）

 

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