ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】神の裁き 1ペテロ2:14


 
 この箇所で「罰」と訳されている言葉について調べました。
 
 
「罰」=裁判
 
1ペテロ2:14 
また、悪を行なう者をし、善を行なう者をほめるように王から遣わされた総督であっても、そうしなさい
 
 
 この箇所で「罰」と訳されているのはエクディケシスという言葉です。
 
 意味については、次のように説明されています。
 
 
ekdíkēsis (a feminine noun derived from 1537 /ek, "out from and to" and 1349 /díkē, "justice, judge") – properly, judgment which fully executes the core-values (standards) of the particular judge, i.e. extending from the inner-person of the judge to its out-come (outcome).
 
(「~の中から」を意味する接頭語エクと「正義」を意味するディケから由来する言葉)
厳密には、特定の裁判官の核心的価値観を最大限に執行する裁判/判断のこと。
すなわち、裁判官の内なる人からもたらされる成果
 
 
 エクディケシスには、裁きや裁判という意味があるということです。

 これを1ペテロ2:14に当てはめると、
 
悪を行なう者裁判し、善を行なう者をほめるように王から遣わされた総督
 
 となります。

 こうしてみると、 
 
「総督」という言葉には、現代の裁判所や警察が含まれることがわかります。


 エクディケシスは、以下のような箇所でも使われています。
 
ルカ18:7、8 
まして神は、夜昼神を呼び求めている選民のためにさばきをつけないで、いつまでもそのことを放っておかれることがあるでしょうか。
あなたがたに言いますが、神は、すみやかに彼らのために正しいさばきをしてくださいます。しかし、人の子が来たとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」
 
ルカ21:22 
これは、書かれているすべてのことが成就する報復の日だからです
 
ローマ12:19 
愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」
 
2コリント7:11 
ご覧なさい。神のみこころに添ったその悲しみが、あなたがたのうちに、どれほどの熱心を起こさせたことでしょう。また、弁明、憤り、恐れ、慕う心、熱意を起こさせ、処罰を断行させたことでしょう。あの問題について、あなたがたは、自分たちがすべての点で潔白であることを証明したのです
 
2テサロニケ1:8 
そのとき主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に報復されます
 
 

まとめ

 警察沙汰や裁判沙汰は、極力避けたいですね。

 しかしどうしても避けられないときは、法のシステムを用いましょう。

 そのシステムは、主が定めたものだからです。
  
 パウロはそれを知っていたので、

 自分の身に危険が迫ったとき、法的なシステムを使って身を守りました。


使徒22:25
彼らがむちを当てるためにパウロを縛ったとき、パウロはそばに立っている百人隊長に言った。「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むち打ってよいのですか。」
 


↓最後までお付き合いくださりがとうございます↓