ダビデの日記

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コイネーギリシャ語とは何か?【夏休みおまけ記事】


 ギリシャ語辞典を見ていたら、たまたま目に入ったので、記事にしてみました。
 
 
コイネーギリシャ語とは何か?
 
アレキサンダー大王以前、ギリシャ語は方言の寄せ集めでした。アレクサンダーは、ギリシャ語を万民に共通な言語にしたいと考えました。その共通語が「コイネー」と呼ばれました(共通の、という意味)。新約聖書が書かれた1世紀中頃から後期には、コイネーギリシャ語は、イスラエルの共通語になっていました。
 
ローマでは、コイネーギリシャ語はラテン語よりも人気がありました。一つの理由として、ローマ帝国は、皇帝が崇拝されている限り、どんな宗教でも受け入れたということがあります。皇帝の称号の一つに、「キュリオス」というコイネーの言葉がありました。キュリオスは「主」(しゅ)という意味で、皇帝の神聖なる称号でした。「キュリオス」という言葉は、七〇人訳聖書の中で、ヘブル語の「YHVH](ヤーウェ)を訳す際に使われました。
 
 
 
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