ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】「あわれみ深く」の意味 1ペテロ3:8


 
 シンプルなワードスタディーです。
 
 
●「心を一つにする
 
1ペテロ3:8 
最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい
 
 
「心を一つにし」と訳されている部分には、ホモフローンという言葉が使われています。
 
 ホモフローンの意味を調べてみました。
 
 
(ホモ「同じ」とフレーン「外面に現れる行いを統率する内面の見識」からなる言葉)
厳密には、同じ見解を共有すること。すなわち、同じ思いであること

 
「心を一つにし」とは、キリスト教の教理の事細かな部分ではなく、主要で重要な部分において一致することを指している
 

 
●「あわれみ深く
 
「あわれみ深く」と訳されているのはユースプラフノスという言葉で、
 
 ギリシャ語辞典には次のような説明がありました。
 
 
ユースプラフノス(ユー「良い」とスプラフノン「内臓」からなる言葉)
         厳密には内臓器官のことで、本心から肯定的な同情を示すこと
 

ユースプラフノスは、行いではなく人の内側に関する言葉。文字通りには、内臓や腹のこと。ギリシャ語の直訳は、「腹において寛容であること」。深い部分において互いに対して好意的であること
 
 
 
 
まとめ
 
 人間の内臓と精神の関連は、確かにあると思います。
 
 リオ五輪の男子柔道で金メダルを取ったベイカー茉秋(マシュー)選手は、
 
 決勝戦の直前に(緊張して)食べたものを3回戻したそうです。
 
 また、英語のgut feeling(gut=内臓)という表現は、
 
「直感」を意味するそうです。
 
 
 ちなみに、ユースプラフノスは以下の箇所でも使われています。
 
あなたがたはむしろ互いに慈しみ合うようになり、憐れみ深くなり、互いに赦し合いなさい                       エペソ4:32 (岩波翻訳委員会訳)
 
 
 
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