ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】ドゥーロスという言葉の意味 2ペテロ1:1


 
 今更ですが、ペテロやしもべに関するワードスタディーです。
 
 
ペテロ
 
2ペテロ1:1 
イエス・キリストしもべであり使徒であるシモン・ペテロから、私たちの神であり救い主であるイエス・キリストの義によって私たちと同じ尊い信仰を受けた方々へ
 
 
 以下は、ペテロの名前に関するケネス・ウースト博士の記述です。
 

ギリシャ語辞典の著者)セイヤーは、
 
ペテロという名前の語源である「ペトロス」について、こう述べている。
 
「呼称の固有名詞で、『石、岩、岩棚、断崖』を意味している。
 
比喩的な用途では、堅く勝ち気であるがゆえに、岩に似ているたましいを意味した」
 
「古典的な文書の中ではそのような意味で使われている」
 
ペトロスの女性名詞「ペトラ」については『岩、大きな石』と定義づけており、
 
比喩的な用途では、堅固で強いたましいという意味で、
 
岩のような男性を指していると述べている。」
 
 
あなたはペテロ(ペトロス)です。わたしはこの岩(ペトラ)の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てませんマタイ16:18 
 
 
 

しもべ
 
 ウースト博士は、「しもべ」(奴隷)についてこうつけ加えている。
 

「ドゥーロス」という言葉は、奴隷として生まれてきた者を指す言葉である。
 
この古典的な用法は、キリスト教の教義上の用法に非常に適している。
 
罪人は、肉体的な誕生においては罪の奴隷として生まれ、
 
新生により、イエス・キリストを愛し、自ら進んで喜んで仕える者として生まれる。
 
ドゥーロスという言葉は、自分の意志が別の誰かの意志に呑み込まれている者を指す。
 
救われる前の罪人の意志は、サタンの意志に呑み込まれている(2テモテ226)。
 

そうすれば彼らは、〔今は〕悪魔に生け捕りにされ、その意のままになった状態にあっても、〔いずれ〕悪魔の罠から〔開放されて〕再び覚醒することになろう
                        岩波翻訳委員会訳2テモテ226
 

救われた後、救いによって得たものがその人の内に働くと、
 
その人の意志は神の甘美な意志に呑み込まれる。
 
ドゥーロスという言葉は、縛られて別の誰かの手の中にいる者について述べており、
 
その束縛は死によってのみ解かれる。(中略)
 
信者の場合、イエスの死と一体化したことにより、サタンの束縛が断ち切られた。
 
信者は現在、キリストに繋がれているが、キリストは再び死ぬことがなく、
 
キリストが信者のいのちであるがゆえに、信者は決して主から引き裂かれることはない。
 
永遠に愛されるキリストのしもべなのである
 
 

 
しかし、神に感謝あれ。なぜならば、あなたがたは罪の奴隷であったが、しかし伝達された教えの型に心から従順になり、罪から自由にされて、義に仕える奴隷とされたのだからである
                        岩波翻訳委員会訳ローマ61718
 
 
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