ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

教会詐欺にはご注意を! 1ヨハネ3:16~17


 
 複雑な気持ちにさせられる体験談を交えつつ・・・
 
 
いのちを下に置く
 
ヨハネ3:16~17
キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。
世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう
 
 
「捨てる」と訳されているのはティセミーという言葉です。
 
「捨てる」と言っても、投げ捨てるという意味ではありません。
 
持っているものを下に置くという意味です。
 
 
 アメリカの刑事もので、put down your weapon武器を捨てろ!」
 
 というセリフが出てきますが、まさにその「捨てる/下に置く」です。
 

 ティセミーは次の箇所で使われています。
 
 
ヨハネ10:15、17 
それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同様です。また、わたしは羊のためにわたしのいのちを捨てます。
わたしが自分のいのちを再び得るために自分のいのちを捨てるからこそ、父はわたしを愛してくださいます
 
 

兄弟が困っているのを見て・・・
 
 随分前の話ですが、私は教会のご婦人のお宅で、小集会を導いていました。
 
 その日は外部の人から連絡があり、
 
 集会に参加したいから駅まで迎えに来てほしいとのことでした。
 
 ご婦人の一人が中年の小柄な男性を連れてきました。
 

 男性は読み込まれた新改訳聖書を持っており、
 
 いわゆる教会事情もよく知っており、明らかに信仰歴のあるクリスチャンでした。
 

 祈りの時間が来ると、男性はおもむろに話をしはじめ、
 
 実は自分は刑務所から出てきたばかりで、昨夜は公園で寝たと言いました。
 
 一文無しで困っている、必ず返すのでお金を貸してほしいと言い、
 
 連絡先の電話番号などを手渡してきました。
 
 
世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、
どうして神の愛がとどまっているでしょう
 
 
 私たちは、とりあえず手持ちのお金をすべて男性に渡しました。
 
 私が帰った後、男性からご婦人宅に電話があり、
 
 そのご婦人はわざわざ献金を用意して男性に渡したそうです。
 

 男性はまた教会に来ると約束して帰ったのですが、
 
 二度と現れることはなく、電話番号も偽物でした(;゚Д゚)
 

 私たちが引っ掛かった後で近隣の教会から連絡があり、
 
「教会詐欺」が周辺の教会を回っているので注意せよとのことでした(-_-メ)
 

 
複雑な思い
 
いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさいマタイ10:16 
 
 
 いま考えても複雑な思いになります。
 
 一方では自分もご婦人たちも1ヨハネ3:17を実践したわけで、
 
 それ自体は良かったと思いつつも、余りに知恵がなく愚かでもありました。
 
 牧師としてご婦人たちを守れず、情けない思いになりました(/ω\)
 

 なので私は、2つの御言葉を並べて提示します。
 
 
ヨハネ3:17
世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう
 
マタイ10:16
いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。 
 
 

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