ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

人の心と破壊 詩篇5:9


 
 詩篇のワードスタディーです
 
 
破壊の出所
 
彼らの口には真実がなく、そのには破滅があるのです。彼らののどは、開いた墓で、彼らはその舌でへつらいを言うのです。
 
 
 9節に「そのには破滅がある」とあります。
 
「破滅」と訳されている言葉の原義は「破壊」です。
 
 
 ちなみに新共同訳では、この部分は「は滅びの淵」と訳されています。
 
新共同訳
彼らの口は正しいことを語らず、舌は滑らかで喉は開いた墓、は滅びの淵
 
 
 心と腹では、結構違いますよね。
 
 どうしてこの違いが出るのかというと、

「心/腹」に当たるヘブル語の原義が内側だからです。

 
 新改訳は「内側」を「心」と訳し、新共同訳は「腹」としました。 
 
 NETバイブルの注釈によると、「内側」とは思いや動機のことだそうです。
 

 でもNETバイブルよりも、更に優れた注釈を発見しました。
 
 イエスさまご自身の言葉です。
 
 
内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのですマルコ7:21
 
 
 エスさまの解釈では、内側というのは腹ではなく「人の心」ですから、
 
 新改訳の「その心には破滅がある」という訳が正解でしょう。
 
 

まとめ
 
 この世には精神的な破壊もあれば物理的な破壊もあり、
 
 ニュースを見るとそういう話題が満載です。
 
 どちらも人の心から出てくるという点で、
 
 ダビデやイエスさまの言葉は的を突いていると思います。
 
 
 しかしイエスさまの十字架のお陰で、
 
 私たちの心から出る破壊から解放されたことを感謝します。
 
 
今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。その行き着く所は永遠のいのちですローマ6:22 
 

 
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