ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】愛することは真理に基づいている 1ヨハネ3:18


 
 原語による理解と、訳語による理解の違いがはっきり現れる箇所です。
 
 
真実ではなく真理
 
ヨハネ3:18
子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実をもって愛そうではありませんか。
 

 「真実」と「真理」は、どちらも同じギリシャアレセイア(真理)です。
 
 ですから前者を真実と訳し、後者だけを真理と訳すのは不自然です。
 
 この不自然さは、後述のNETバイブルの説明を見ると明らかになります。
 
 その説明を明瞭にするために、訳語を原語に沿って置き換える必要があります。
 
 
「口先」と訳されているのはグロッサという言葉で、

、言語、異言」という意味です。
 

 そこで18節を直訳すると以下のようになります。
 
言葉やにおいてではなく、行いと真理において愛すべきです
 
 
 NETバイブルでは、次のように説明されています。
 
この箇所は、2番目の名詞によって1番目の名詞が生み出されると考えるべきだ
 

 どういうことかと言いますと、
 
 言葉は舌によって生み出され、行いは真理によって生み出される、ということです。
 

 そういうわけで、「行いと真実をもって愛する」という訳は不適切です。
 
 愛するという行いは、真理に基づいているからです。
 
 なので「行いと真理をもって愛そうではありませんか」としなければなりません。
 
 

まとめ
 
 ヨハネのメッセージを言い換えると、
 
 真理を知っていなければ、アガペーという愛は実践できなということです。
 
 恵みによって真理を知らされているという点で、
 
 クリスチャンにとって愛することは、特権であると同時に責任でもあるのです。
 

アガペーは寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。1コリント13:4~7

 
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