【ミニ投稿】愛することは真理に基づいている 1ヨハネ3:18
原語による理解と、訳語による理解の違いがはっきり現れる箇所です。
●真実ではなく真理
1ヨハネ3:18
子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実をもって愛そうではありませんか。
ですから前者を真実と訳し、後者だけを真理と訳すのは不自然です。
この不自然さは、後述のNETバイブルの説明を見ると明らかになります。
その説明を明瞭にするために、訳語を原語に沿って置き換える必要があります。
「舌、言語、異言」という意味です。
そこで18節を直訳すると以下のようになります。
「言葉や舌においてではなく、行いと真理において愛すべきです」
「この箇所は、2番目の名詞によって1番目の名詞が生み出されると考えるべきだ」
どういうことかと言いますと、
言葉は舌によって生み出され、行いは真理によって生み出される、ということです。
そういうわけで、「行いと真実をもって愛する」という訳は不適切です。
愛するという行いは、真理に基づいているからです。
なので「行いと真理をもって愛そうではありませんか」としなければなりません。
●まとめ
ヨハネのメッセージを言い換えると、
真理を知っていなければ、アガペーという愛は実践できなということです。
恵みによって真理を知らされているという点で、
クリスチャンにとって愛することは、特権であると同時に責任でもあるのです。
愛(アガペー)は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。1コリント13:4~7
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