世に打ち勝っていこう! 1ヨハネ5:3~4
ヨハネが、世に打ち勝つ秘訣を語ります。
神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。
なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。
最初の「神を愛する」という部分ですが、原文では「神の愛」と書かれています。
動詞は一切使われておらず、英語に置き換えると「the love of God」です。
これを翻訳者が「神への愛」と解釈し、さらにわかり易くするために、
「神を愛すること」という動詞を含めた表現にしています。
3節の「命令を守る」の部分は、
「守る」という動詞が英語でいう仮定法で書かれています。
その含みを考慮して直訳すると、
「もし私たちが神の諸々の命令を守るなら、それが神への愛です」となります。
神への愛が成立するかどうかは、私たちの選択にかかっているのです。
「重荷とはなりません」の部分は、「重い」という意味の形容詞が使われています。
なので直訳すると、「神の諸々の命令は重たくありません」となります。
次の箇所を想い出します。
マタイ11:30
わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。
●4節
「世に勝つからです」の部分は、現在形で書かれているため、
神によって生まれた者は、世に対してコンスタントに勝ちつづける、
というニュアンスが感じられます。
「世に打ち勝った勝利」のほうにはアオリスト過去形が使われており、
勝利したことが過去の事実であることを示しています。
わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝った(ニカオー)のです。
こちらの箇所では、ニカオーは完了形で書かれています。
信仰の勝利の理由は、イエスさまがすでに世に打ち勝っておられるからです。
●まとめ
それゆえ信仰も「世に打ち勝った勝利」です。
またヨハネは、神の命令は重くない、と言っています。
不確実なのは、私たちが神の命令を守るかどうかの部分だけです。
肉の力(自分の意志力)ではなく、信仰によって世に打ち勝っていきましょう!
ヨハネも、勝利の鍵は信じることだと言っています。
1ヨハネ5:5
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