ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

死者から最初に生まれた者 黙示録1:5


 
 5節のワードスタディーです。


黙示録1:5
また、忠実な証人、死者の中から最初によみがえられた方、地上の王たちの支配者であるイエス・キリストから、恵みと平安が、あなたがたにあるように。イエス・キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、
 
 
忠実な証人
 
 この部分については、次の箇所が関連のある箇所として挙げられています。
 
ヨハネ3:32 
この方は見たこと、また聞いたことをあかしされるが、だれもそのあかしを受け入れない。
 
 
 天で見たことを地上で忠実に証して、天に帰ってきた者ということでしょう。
 
 しかし「証人」と訳されている語はマルトゥースmartys)といい、
 
 英語の「殉教者/martyr」の語源になっているので、
 
 殉教者の手本という意味合いがあるのかもしれません。
 
 ギリシャ語教師のマウンスは、(死に至るまでの証人)という意味で、
 
「殉教者」という意味があると説明しています。
 
 
死者の中から最初によみがえられた方
 
 この部分の直訳は「死者の長子」です。
 
 それを新改訳聖書が、わかり易い表現に訳してくれているわけです。
 
 大抵の英語の聖書では、
 
the firstborn from the dead/死者から最初に生まれた者」と訳されています。
 
 
●「地上の王たちの支配者」
 
 安倍首相もイエスさまの支配下にあるということです。
 
 こう考えると、「首相のために祈らなければ!」という思いにされますね。
 
 
1テモテ2:1 
そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい
 
 
 5節は、メシア詩篇の1つである89篇の27節と内容が酷似しています。
 
 この挨拶文を記した際に、ヨハネはこの詩篇を意識していたのかもしれません。
 
 あるいはダビデの預言的な言葉が成就した、と考えた方がいいでしょうか。 
 

詩篇89:27 
わたしもまた、彼をわたしの長子とし、地の王たちのうちの最も高い者としよう。
 

 
キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪(複数形)から解き放ち
 
 日本語だとまったくわかりませんが、
 
「愛して」の部分は、現在形の分詞で書かれています。
 
 一方、「解き放ち」の部分はアオリスト過去形の分詞で書かれています。
 
 言い換えると、キリストは今現在、私たちを愛していますが、
 
 個々の罪から解放してくださったのは過去のことである、

 ということがわかります。
 
 
 未完了過去形は、動作を過去に繰り返したというニュアンスがありますが、
 
 アオリスト過去形は一定の期間にまとめて動作をしたというニュアンスがあるので、
 
 十字架の贖いを指していると思います。


感想

 以前にも書きましたが、もし罪責感を持ち続けている方がおられましたら、

 最後の部分を思索に刷り込んでください。

 あなたがこれまでに犯したいかなる罪も、

 これから犯すであろういかなる罪も、

 2000年前、キリストはすでに見越していました。

 そしてそれらの個々の罪を、ぜ~~んぶ処分してくださったのです。

「罪」が複数形で書かれているということは、そういうことを意味しています。

 ありがたいですね!

 
 
 
   ご存知かと思いますが、「黙示録」というタイトルの曲です。
 
   歌詞の中に「常にいまし、昔いまし、後に来られる方」とあるので、
 
   本当は前回の記事でこの曲を引用すべきでしたm(_ _)m
 
 
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