「七つの燭台」の意味 黙示録2:4~5
黙示録2:4~5
しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。
それで、あなたは、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行ないをしなさい。もしそうでなく、悔い改めることをしないならば、わたしは、あなたのところに行って、あなたの燭台をその置かれた所から取りはずしてしまおう。
「第一番目の」という意味です。
その頃にしていた行い、それが「初めの愛」であり、「初めの行ない」です。
「離れる」と訳されている語は、
「赦す、手放す」という意味で使われることが多い言葉ですが、
この箇所では「諦める、もはや持たなくなる」という意味で使われています。
注解者たちは「初めの愛」について、次の箇所を引き合いに出しています。
エレミヤ2:2
わたしは、あなたの若かったころの誠実、婚約時代の愛、荒野の種も蒔かれていない地でのわたしへの従順を覚えている。
●七つの燭台/メノラー
ですから「燭台をその置かれた所から取りはずしてしまおう」という表現は、
キリスト教の集会所ではなくなるという意味です。
エペソ教会の人たちが救いを失うという意味ではありません。
教会全体でイエスへの愛が冷めた状態が長く続き、
そのまま思いを変えないなら、
教会のかしらとの関係が全体的に悪化していくわけですから、
エクレシア(集会)として成り立たなくなるのは当然です。
この原則は、現代の私たちにも通じるものです。
エペソ教会の二の舞を踏まないよう、初めの愛に留まりましょう。
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