聖霊は救いの保証
選ばれた人々の救いが保証されていることについて、
これまで何度となく書いてきましたので、
次回からは、少しずつテーマを進めでいこうと思います。
エペソ1:13~14
聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証であられます。これは神の民の贖いのためであり、神の栄光がほめたたえられるためです。
救いの保証に、聖霊が大きな役割を果たしていることは言うまでもありません。
上記の箇所で「あなたがた」と呼ばれている人たちは、
狭い意味ではエペソ教会のクリスチャンたちですが、
広い意味では救いに選ばれた人々のことであり(エペソ1:4~5)、
現代の私たちのことでもあります。
聖霊が内住している人には、天国行きが保証されているのです。
これは真実な神による約束です。
自分の意志力に頼って地上の歩みを全うしようとするよりも、
神の約束に信頼して救いの保証の安息の中で歩むほうが、
遥かに確実であり、楽であり、賢明であることは言うまでもありません。
「自分がイエスさまの手を離しさえしなれば・・・」とか、
「自分の意志で救いを否定しない限り・・・」ということを事ある毎に言う人は、
恵みという言葉を使ってはいても、
本当の意味で恵みによって歩んでいないと思います。
実際、そのような信仰を持つ人のブログを読むと、律法的な雰囲気を感じます。
私が救いの正しい教理にこだわり、学んだことをブログで分かち合う理由の一つは、
読者の方々に自分と同じ恵みを体験してほしいからです。
●聖霊の保証に関する詳細
聖霊の保証の詳細な意味について関心のある方は、
よく説明されている別のブログから抜粋させていただきましたので、
以下を参照してください。
さて父なる神は、私たちを選び、神の子どもとすることを計画し、御子がそれを実現しました。そして聖霊は、御子が実現した神の計画を私たちに個別的に与えてくださるのです。私たちのための救いは御子キリストによってすでに成就しています。しかし、それで私たちが自動的に救われるわけではありません。私たちが救いの福音を聞き、それを信じるまでは、救いはまだ私たちの内側には入っていないのです。それは外側に置かれたままです。そこで、聖霊なる神はー今回の本題ですー、キリストにあってなされた救いを私たちの一人一人の内側に実現させてくださるのです。このことを「聖霊によって証印を押された」とパウロは表現しています。
「保証」ということばが意味することは「婚約指輪」です。婚約指輪はやがて結婚するという約束の保証です。今はまだ正式な意味では結婚はしていませんが、結婚という愛のかかわりがすでに今や始まっているという意味です。キリストと教会との関係も花婿と花嫁の関係として深い愛のつながりをもっていますが、完全な意味で結婚するのはキリストが再臨(=空中再臨)されてからのことです。今は婚約時代ですが、やがて結婚の時が来ることを喜び、そのための準備をして良いのです。なぜなら、そのことが保証されているからです。
「保証」ということばのもうひとつの意味は、売買における「頭金」「手付け金」「内金」を表します。子どもが親の財産を受け継ぐように、神の子とされた者はやがて神の国を相続します。しかし地上にある間は、神の国の祝福のすべてを体験することはできません。とはいえ私たちは、この地上でも聖霊によって救いの喜びや神からの平安をいただくことができます。それらは神の国の祝福の一部分で、残りのすべては聖霊をいただいている私たちには保証されているのです。やがて、私たちは御国を受け継ぐのです。つまり、神ご自身という嗣業、相続財産、宝、資産をいただくのです。その保証として、内金として、手付け金として聖霊が与えられているのです。―「聖霊は私たちが御国を受け継ぐ保証なのです。」
引用元:牧師の書斎