ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

クリスチャンと迫害 マタイ10:16


 
マタイ10:16 
いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。
 
 
Ἰδοὺ ἐγὼ  ἀποστέλλω ὑμᾶς ὡς πρόβατα ἐν μέσῳ λύκων
見よ  私が  遣わしています あなた方を 羊たちのように 狼たちの只中に
 
 
 この箇所を原文で見ると、

「私」を意味するエゴー/ἐγὼという語が書かれています。
 
 エゴーがなくても、

 動詞の語形で主語が「私」であることはわかります。
 
 ですからエゴーを加えることによって、

 マタイは「私」を強調しているわけです。
 
 それゆえ聖書注解者たちは、

 この節には次のようなニュアンスがあると言っています。
 

狼たちの只中にあなた方を遣わしているのは、このわたしである
 

 岩波翻訳委員会訳は、そのニュアンスを出した訳文になっています。
 
 
見よ、この私が狼どものただ中に羊の〔群れを遣わす〕ようにあなたたちを遣わす。
だから、蛇のように賢明に、そして鳩のように無垢になれ。
 

 
迫害
 
 
 2016年に信仰ゆえに殺されたクリスチャンの人数は、全世界で9万人でした。
 
「世界で最も迫害されている宗教グループ」だそうです。
 
 
 別の記事によると、

 昨年は「迫害が異常かつ懸念すべき域」に達し3カ国の中に、

 アメリカも入ったそうです。
 
 法的に信教の自由があっても、迫害を受けずに済むとは限らないということです。
 
 
 逆に言うと、
 
 この21世紀の世界で、迫害を受けずに過ごしているクリスチャンがいる場合、
 
 よほど賢明な対応をしているか、
 
 この世と妥協しているかのどちらかだということでしょう。
 
 賢明に対処した上で迫害されるときは、主にあって喜びましょう。
 
 
もしキリストの名のために非難を受けるなら、あなたがたは幸いです。なぜなら、栄光の御霊、すなわち神の御霊が、あなたがたの上にとどまってくださるからです。
                                 1ペテロ4:14 

 アーメン!


   Even Unto Death by Andrey Assad

 
 この賛美は、作者が2015年2月にISによって処刑された21人のコプト教徒のビデオを見たことによって生まれたのだそうです。
 
 作者曰く「ただ彼らのために祈るだけでなく、彼らと共に祈りたい、共に賛美したい」
という願いから生まれた曲だそうです。


 0:57~くらいからその兄弟たちが映ります。