ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

羊と山羊の選り分け マタイ25:31~34


 
マタイ25:31~34 
人の子が、その栄光を帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。そして、すべての国々の民が、その御前に集められます。彼は、羊飼いが羊と山羊とを分けるように、彼らをより分け、羊を自分の右に、山羊を左に置きます。そうして、王は、その右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。
 
 
「山羊」はエリフォスという語ですが、
 
 新約聖書の中ではマタイの箇所とルカ1529の2箇所でしか使われていません。
 
 
ルカ15:29 
しかし兄は父にこう言った。『ご覧なさい。長年の間、私はおとうさんに仕え、戒めを破ったことは一度もありません。その私には、友だちと楽しめと言って、子山羊一匹下さったことがありません。
 
 
 
 
 パレスチナの羊飼いたちは、羊と山羊を同じ場所で一緒に牧羊していましたが、
 
 山羊よりも羊のほうが貴重だったそうです。
 
 ルカの箇所で、兄が「子山羊一匹くださったことがありません」と言ってるのは、
 
 羊よりも価値の低い山羊すらも、
 
 父親が与えてくれなかったことに対する皮肉が込められているそうです。
 

 羊を右側に置くのには理由があります。

アブラハムの遺訓」など、古代のユダヤ教の文献によると、

 右側は義なる者の位置でした。
 
 
「世の初めから」というフレーズは、
 
 エペソ14では、「世界の基の置かれる前から」と訳されています。
 
 どちらも原語では同じ表現です。
 
 岩波翻訳委員会訳では、
 
あなたたちのために、世の開闢以来備えられていた王国をと訳されています
 
 
 父なる神が私たちクリスチャンを大切にしてくださり、
 
 世界の基の置かれる前から私たちを救いに選んでくださったことは、
 
 本当にありがたいことだと思います。
 
 恵みというのは、まさにこういうことだと思います。