【短編】患難前携挙説を信じるか、ダニエルの預言を信じるか
患難前携挙説では、死者の蘇りは患難期直前の携挙のときだと言われています。
この点が聖書と照らし合わせて一致しているかどうか、ダニエルの預言で検証します。
ダニエル12:1~2
その時、あなたの国の人々を守る大いなる君、ミカエルが立ち上がる。国が始まって以来、その時まで、かつてなかったほどの苦難の時が来る。しかし、その時、あなたの民で、あの書にしるされている者はすべて救われる。
地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。
1テサロニケ4:16~17
主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
この2つの箇所は、どちらも天使長ミカエルが登場します。
また、どちらも死者の復活が述べられています。
患難前説は、携挙が患難期の前に起こると考えているので、
死者の復活も患難期の前に起こると教えます。
しかしダニエル書では、死者の復活は患難期の後に起こることが明らかです。
このことから、患難前携挙説はダニエルの預言と食い違っていることがわかります。
私たちはどちらを信じるべきでしょうか?