ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

携挙は再臨の日に起こる 後編

   
 前編からのつづきです。


●他の箇所への適用
 
 前編の結論が正しいかどうかを、他の箇所でも確認します。
 
 
ルカ21:20~28
しかし、エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、そのときには、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
21:21 そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ちのきなさい。いなかにいる者たちは、都にはいってはいけません。
21:22 これは、書かれているすべてのことが成就する報復の日だからです。
21:23 その日、悲惨なのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。この地に大きな苦難が臨み、この民に御怒りが臨むからです。
21:24 人々は、剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれ、異邦人の時の終わるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます
21:25 そして、日と月と星には、前兆が現われ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、
21:26 人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。
21:27 そのとき、人々は、人の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。
21:28 これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」
 
 
 ルカの福音書では、「主の日」は「その日」と言われています(23節)。
 
「その日」は「報復の日」であり(22節)、
 
大きな患難」と「御怒り」が臨む日です(23節)
 
 また20節と24節から「エルサレムが異邦人に包囲される日」であることがわかります。
 
 これはゼカリヤ14章と一致しています。
 
 ですから「その日」=「主の日」=「再臨の日」です。

 
 さらに28節を見ると、「からだをまっすぐにし、頭を上に上げさなさい」とあり、
 
 携挙を暗示するような描写が見られます。
 
 前回の記事で携挙の際になるラッパについて述べたとおり、
 
 以下のマタイの箇所は携挙を描写しています。
 
 
マタイ24:29~31
だが、これらの日の苦難に続いてすぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます
そのとき、人の子のしるしが天に現われます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。
人の子は大きなラッパ(サルピンクス)の響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。
 
 
 この箇所には、天体の変動がかかれていますが、
 
 天体の変動はルカの箇所にも書かれていて共通しています。
 
 ですから、ルカ21:28の「からだをまっすぐにし、頭を上に上げさなさい」は、
 
 やはり携挙を暗示していると考えていいと思います。

 そういうわけで、やはり「主の日」=「地上再臨の日」=「携挙の日」
 
 と考えるのが妥当であると思われます。
 
 天体の変化が「主の日」の直前に起こるということは、

 他の箇所にも書かれていますので、それも裏付けになります。
 
 
使徒2:20 
主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる
 
2ペテロ3:10 
しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます
 
 
 ペテロによれば、「主の日」には天体と地球が滅びます。
 
 ルカの箇所のつづきにも同じことが書かています。
 
 
ルカ21:31~36
そのように、これらのことが起こるのを見たら、神の国は近いと知りなさい。
32 まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
33 この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
34 あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。
35 その日は、全地の表に住むすべての人に臨むからです。
36 しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」
 
 
 21:34、35の「その日」というのは、エルサレムが包囲される日であり、
 
 不信者に対する「報復の日」であり、天地が滅びる日です。
 
 これらをすべて合わせて考えると、やはり次のようになると思われます。

 
主の日=携挙の日=再臨の日=不信者への報復の日=信者の贖いの日(ルカ21:28)
 
=主の大いなる輝かしい日=天地が滅びる日=神の国が到来する日(ルカ21:31)