携挙のタイミング パート2
私なりにわかりやすく、携挙のタイミングを説明してみようと思います。
パウロは1テサロニケ4:15~17で、主の来臨を説明する中で携挙の話をしています。
それゆえまず、主の来臨の定義を明らかにした上で、携挙のタイミングを確認しようと思います。
2テサロニケ2:8・口語訳
まず初めに、この箇所に基づいて、来臨の定義を確認します。
パウロによる定義:来臨=反キリスト台頭の後
次に、黙示録に基づいて、反キリストの台頭からどれくらい後に来臨が起こるのかを調べます。
黙示録13:1、5・口語訳
1 わたしはまた、一匹の獣が海から上って来るのを見た。それには角が十本、頭が七つあり、それらの角には十の冠があって、頭には神を汚す名がついていた。…
5 この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。
獣(反キリスト)の活動期間は、42か月=3年半です。
つまり、反キリストの台頭から3年半後に来臨が起こるのです。
これにより、来臨の定義にも情報が加わります。
この定義をしっかりと頭に入れてください。
それでは、この定義を1テサロニケ4:15~17に当てはめましょう。
1テサロニケ4:15~17・口語訳
15 わたしたちは主の言葉によって言うが、生きながらえて主の来臨の時まで残るわたしたちが、眠った人々より先になることは、決してないであろう。
16 すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、17 それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。
パウロは15節で、来臨の説明をしはじめます。
*リンクを開くと、パルスィアが使われている箇所が確認できます(英語)
来臨は、反キリスト台頭の3年半後ですから、16節や17節の内容も反キリスト台頭の3年半後です。
このことから、携挙が起こるのも反キリスト台頭の3年半後であることがわかります。
同じ結果が、1コリント15章でも確認できます。
1コリント15:21~24・口語訳
21 それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。
22 アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。
23 ただ、各自はそれぞれの順序に従わねばならない。最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち、
24 それから終末となって、その時に、キリストはすべての君たち、すべての権威と権力とを打ち滅ぼして、国を父なる神に渡されるのである。
来臨は、反キリスト台頭の3年半後ですから、「キリストに属する者たち」の復活が起こるのも反キリスト台頭の3年半後です。
24節の「すべての君たち、すべての権威と権力」の中に、反キリストも含まれており、
来臨された主が、反キリストを「打ち滅ぼす」ことがわかります。
これと同じ話の流れの中で、クリスチャンの肉体の変貌も語られています(1コリント15:51)。
1コリント15:51
ここで、あなたがたに奥義を告げよう。わたしたちすべては、眠り続けるのではない。終りのラッパの響きと共に、またたく間に、一瞬にして変えられる。
パウロは、「来臨」に関する説明の中で、この「終わりのラッパ」の話をしています。
ですから、これが鳴るのも反キリスト台頭の3年半後です。
●まとめ
それでは、ここまでをまとめます。
聖書によると、携挙が起こるのは反キリスト台頭の3年半後です。
言うまでもありませんが、患難前携挙説の説明とかなり違います。
読者は、聖書と患難前携挙説のどちらを信じますか?
私は聖書を信じます。
終わり