ビル・ジョンソン再来日につき投稿
詳細は知らされていませんが、年明けにビル・ジョンソンが再び日本で講演するらしいので、彼に関する記事を投稿します。
今年の年始の集会をクリスチャン・トゥデイが掲載していたので、それを検証します。
●ビル・ジョンソンの説教の要約
マタイによる福音書10章8節を開き、イエスは病人のために祈れと言っているのではなく、「治せ」と言っていると指摘するビル牧師。神の命令は大抵難しく、人間の力だけでは絶対に不可能なことを神は語ってくる。しかしそれは、神に頼るしかないことを教えるためであり、神の力に不可能はないことを私たちが知るためなのだ。
病人を治せと、神は「あなた」に言っている。もし一回ではだめだとしたら、もう一度やりなさい。神は「あなた」を通して神の偉大な御業をなされることを約束として与えてくださっている。・・・
(引用終わり)
引用元:クリスチャン・トゥデイ:2015年1月9日号
●問題点
ビル・ジョンソンは「神は『あなた』に言っている」と語っていますが、
「彼ら」とは十二弟子のことであって、現代の私たちではありません。
もしビル・ジョンソンの言うことが正しいとするなら、
現代のクリスチャンは、誰も異邦人伝道ができないことになります(5節)。
それゆえ日本人という異邦人のところに来て、宣教活動をしているビル・ジョンソン自身の行動にも矛盾が生じることになります。
神が「あなた」に命じているからです。
そしてイスラエルに行っても、「サマリヤの町」を訪れることができません。
つまりこの説教は、話にならないほど馬鹿げた曲解に基づいているのです。
この箇所の命令は十二弟子に対するものであって、私たちには適用できません。
ビル・ジョンソンは聖書箇所の文脈を無視し、
解釈もせずに説教を語る”なんちゃって説教者”です。
自分が言いたいことを主張するために、聖書を利用しているにすぎません。
彼の著書や説教は、こうした曲解が満載です。
●留意すべき点
『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。(マタイ22:37~38)
主イエスは、神を愛する一環として知性を用いるように勧めています。
知性を用いて聖書を理解し、偽りを語る説教者に騙されないよう注意しましょう。
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